過去、W杯は大会ごとにさまざまな論争を生んできた。一過性のものですぐ鎮火したものもあれば、大会が終了しても、数十年が経過してもまだわだかまりを残すものもある。ただ、W杯における最古にして最大の論争は何かと問われれば、わ […]
圧力をかけたとされる側も、かけられたとされる側も、直接的な影響はなかった、と言っている。かけた側はレッドカードの何たるかさえ知らず、かけられた側は「よくあることだ」とまで言い切った。ならば、信じよう。圧力はなかった。レ […]
1位で抜けてモロッコと戦うか。それとも、2位でブラジルか。いや、そもそもC組の首位をブラジルと決めつけていいものか。最後の最後にスコットランドが意地を見せて、ブラジルを2位に引きずり降ろすのではないか……などなど、自分 […]
負けたくないという気持ちが先に立ちがちなW杯の開幕戦は、堅いスコアに落ち着くことが多い。過去には5大会連続で0-0というスコアだったこともある。 もちろん、「初戦を落としたくない」との思いは、1次リーグ […]
90年W杯イタリア大会予選を戦ったメンバーの多くは、4年後のドーハにもいた。カズも、ラモスも、中山も、横山監督時代に代表に呼ばれた選手だった。 だが、結果はまるで違った。横山体制ではアジアの1次リーグす […]
評判が耳に届いていなかったわけではない。彼自身は映像でチェックもした。容易ならざる敵、というのが率直な印象だった。 それでも、4年前にペレとともにブラジルを世界一に導いた男の警告に、耳を傾けるチームメイ […]
出場したいという国が少なかった1930年、ウルグアイで開催された第1回大会を除くと、W杯は第11回のアルゼンチン大会まで、16の出場国で行われてきた。16分の8が次のステージに進み、トーナメントならば8分の4、2次リー […]
他国を訪れてみて、日本にはない習慣や文化に驚くことはいまでもある。ただ、わたしにとって人生最大の“異文化ショック”は、40年前、初めての外国でもあったメキシコでの経験だった。 水を、買う。 […]
中国ではイランのことを“伊朗”と表記する。初めて知った時は、妙に納得してしまった。朗らかなイタリア。なるほど、言われてみればこの両国、似ていないこともない。国旗の色はどちらも緑、白、赤の3色。人懐っこいタイプが多いし、 […]
「21世紀はアフリカの時代になる」と世界中で語られていた時期があった。 アフリカ勢が最初に世界を驚かせたのは、82年のW杯スペイン大会だろう。カメルーンがイタリア、ポーランド、ペルーと引き分け、アルジェリ […]
かのウィンストン・チャーチルは、日本海軍航空隊によって戦艦プリンスオブウェールズなどが撃沈されたとの報に接した時のことを「戦争の全期間を通じて、これ以上の打撃を受けたことはなかった」と回顧している。ナチスドイツがポーラ […]
サッカーの世界では「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ」と言われることがある。けだし名言。ただし“本番”に限る。親善試合である以上、「勝ったのは日本だったが、強かったのはイングランドだった」ということは、しっか […]
3点差の勝利が必要な状況で、チームは先制点を奪われた。相手は優勝候補、気持ちが切れてしまっていても不思議ではない。 だが、彼らは諦めなかった。まず1点を返して前半を終えると、後半の立ち上がりにPKを獲得 […]
古橋広之進さんが世界記録を出した時、あるいは白井義男さんが世界王者になった時を知っている方なら、分かるかもしれない。54年のW杯スイス大会を記憶しているドイツ人であれば、間違いなく理解してくれる。スポーツおける飛び切り […]
28年前のW杯のことを思い出してみる。対戦相手はアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカだった。バティストゥータは凄い。スーケルは厄介。ジャマイカは……。知りたかったのは、知っていたのはピッチ内のことに限られていたし、試合 […]
4年前の2月27日、FIFAはロシアのウクライナ侵攻を受けて声明を発表した。まずロシアの武力行為を非難し、ロシア国内での国際試合の禁止や、同年5月にサンクトペテルブルクで開催されることになっていた欧州CLの開催権を剥奪 […]
どちらかといえば「知る人ぞ知る」魚だった“アカムツ”が、突如として争奪戦となったことがある。価格は高騰し、資源が枯渇する危険性まで言われるようになってきた。きっかけの一つとされるのは、テニスの全米オープンで日本人初の準 […]
職業柄、言葉つかいには敏感な方である。普段だったら、絶対に突っ込む。でも、今回は許す。りくりゅうペアの金メダル。どこかのメディアが「全国民が泣いた」と書いたとしても、全面的に許す。顔をぐしゃぐしゃにしながら許す。いや、 […]
蹴れば80%前後の確率で決まる。にもかかわらず、PKは苦手だ、嫌いだと公言する名ストライカーは珍しくない。 気持ちもわからないではない。彼らは普段、野球のバッターに近い感覚で生きている。つまり、7回失敗 […]
自信。かつての日本サッカーに欠けていたもの。才能はいた。26年現在欧州で活躍している日本人選手にまるでヒケをとらない、ひょっとしたらはるかに凌駕する才能を持った選手もいた。ただ、彼らの多くは、9割9分9厘は、自らの才能 […]
実質20歳以下のチームでU-23アジア杯に挑んでいた日本が、決勝で中国を4-0で下して2連覇を達成した。見事な優勝だった。 試合前、無失点で決勝まで勝ち進んできた中国の鼻息は荒かった。彼らが準決勝で快勝 […]
U-23アジア選手権に参加している21歳以下日本代表が、韓国を下して決勝進出を決めた。準々決勝のヨルダン戦に続き、内容的には不満の残る試合ではあったが、そこにある種の頼もしさを感じている自分もいる。 ま […]
6万人を超える観衆が高校生の試合に詰めかける。確かに、世界広しといえどもそうあることではない。日本国内はもちろん、海外からも驚嘆の声があがった高校選手権の決勝だった。 もっとも、高校サッカーが6万人以上 […]
プムラピースリブンヤコという名前をご存じの方がどれぐらいいらっしゃるだろうか。高校選手権でベスト4に進出した鹿島学園のタイ人GKである。 まだ高校2年生ながら、体格に恵まれ、高いフィード能力を持ち合わせ […]
左膝前十字靭帯断裂。全治8カ月から10カ月。報道が事実であれば、来年のW杯本大会出場は絶望的である。日本にとって、悲報というしかない。 だから、驚いた。 これまで南野は日本代表として73 […]
