20日、第100回記念全国高校野球選手権大会は甲子園で準決勝が行われた。第1試合は金足農(秋田)が日大三(西東京)を2-1で、第2試合は大阪桐蔭(北大阪)が済美(愛媛)を5ー2で下して決勝へ進出した。決勝は21日、14時プレーボール。

 

8月20日(月)

◇準決勝

 

 接戦を制し、初の決勝へ
金足農(秋田)  2 = 100|010|000
日大三(西東京) 1 = 000|000|010

 

 金足農は初回、2死二塁から4番・打川和輝のタイムリーで先制。5回にも大友朝陽のタイムリーで追加点を奪い、5試合連続先発となるエース吉田輝星を援護した。吉田は強打の日大三打線に9安打を許しながら1失点の好投。日大三は8回に大塚晃平のタイムリーで1点差に迫り、9回にも1死一、二塁の好機を作ったもののあと1本が出なかった。秋田県勢の決勝進出は第1回大会の秋田中以来、103年ぶり。

 

 史上初2度目の春夏連覇へ王手
済美(愛媛)    2 = 010|010|000
大阪桐蔭(北大阪) 5 = 000|230|00×

 

 大阪桐蔭は柿木蓮、済美は山口直哉が先発。2回、山口直のタイムリーで済美が1点を先制するも、4回裏、大阪桐蔭は山田健太のタイムリーで逆転。直後に同点に追いつかれたが、5回裏、石川瑞貴のタイムリーや敵失で3点を勝ち越した。柿木は10個の三振を奪う快投で済美に追加点を許さなかった。