関東大学ラグビー、9・13開幕 帝京大・大町主将「1日1日を大事にしていく」
関東大学ラグビーフットボール協会が1日、都内で対抗戦Aグループ・リーグ戦1部開幕前共同会見を開催した。全16チームの指揮官・キャプテンが出席し、意気込みを述べた。
帝京大学の全国大学選手権大会4連覇で幕を閉じた昨年度の大学ラグビー。今年度も深紅のジャージーが優勝候補に挙げられる。主将のFL青木恵斗、BKリーダーのSO/FB小村真也が卒業も、下級生から試合に出ていた新主将の大町佳生(4年)、PR森山飛翔(3年)ら主力は残る。
対抗戦の連覇は大学選手権準優勝の早稲田大学に阻まれた。大町は「全勝優勝して、選手権を優勝。勝つことしか考えていません」と言い切る。春季大会は早大に敗れ4勝1敗。夏の菅平合宿では早大に勝つなど3勝を挙げた。ここまでを振り返り、大町は「すごく充実している。まだまだ成長できる部分は多く存在している。対抗戦、選手権と1日1日を大事にしながら進んでいくだけだと思います」と語った。「まだまだ成長できる」という課題は試合の終わらせ方だ。「最後しっかり勝ち切るため、ひとつひとつのプレー精度だったり、小さいことを大事にしていきたい」
相馬朋和監督はここまでの歩みをこう見ている。
「これから細かい部分をはめていって、加速できるかどうか。ケガ人は多少出ていますが、ある程度順調にきていると思います。大町も指摘しましたが、最後の試合の終わり方があまり良くない。メンバーを代えるということもあるかと思いますが、エアポケットに入る時間は経験のなさからくる。そこは修正していかなければいけないと思います」
選手権決勝では涙を飲んだが、対抗戦は全勝で6季ぶりの優勝を果たした早大。主将はCTB野中健吾(4年)が就いた。大田尾竜彦監督も「野中はすごくいいことを言うので、発信力を高めていき、チームをひとつにしてもらいたい」と期待を寄せる。本人は「より責任を感じる。自分自身が一番身体を張らないといけないと思っています」と殊勝なコメント。「チームをどれだけひとつになれるかは4年生全体でリードできればいい」。12番としてSOを下支えするポジションでもある。「お互いの良さを出しながら、チームを前に進められたらいい」と口にした。
「戦う土台はできた」と大田尾監督。昨年、ルーキーながら対抗戦優勝に貢献したSO服部亮太とWTB田中健想への期待がかかるが、大田尾監督によれば「どこかに慢心があった」と指摘したことも。特に現役時代同じポジションだった服部に求めるものは大きい。「成長の段階での壁がある。ひとつは状況判断。自分の一発でどうにかしようと狙い過ぎ、大雑把なプレーになる時がある」。アカクロの10番の出来も浮沈のカギを握るだろう。
(文・写真/杉浦泰介)