セガサミー6年間の想い出

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 先日チームから発表があった通り、今年限りでセガサミー硬式野球部の監督を退任することになりました。
 2020年からチームを率いて6年間、たくさんの想い出があります。この齢で好きな野球に携われて、幸せでした。都市対抗野球大会4度、日本選手権大会に2度出場しました。ただ、ここ2年は両大会の出場から遠ざかっており、監督として責任を感じています。

 コロナの時期に始まった初年度の2020年は都市対抗で、セガサミーとして最高タイとなるベスト4に入りました。準決勝でHondaにあと一歩及びませんでしたが、選手たちはよくやってくれました。

 記憶に残るのは2021年の都市対抗東京都第三代表決定戦です。JR東日本との延長18回というプロでも経験したことがない長丁場の戦いでした。試合時間は5時間超。投手陣が踏ん張り、最後は植田匡哉がレフトへサヨナラホームラン。この回に点が入らなければ再試合となっていただけに、チームを救う劇的な一発でした。

 

 あとは昨年の都市対抗の東京都二次予選初戦でゴールドジムベースボールクラブに敗れたことも。あそこから歯車が狂い始めたかな、と思っています。

荘司の見事な活躍

 編集部から、この6年で印象に残った選手を挙げてほしいと言われましたが、澤良木喬之、政野寛明、本間諒、市根井隆成、根岸晃太郎……とたくさん名前が出てきます。

 

 ただ強いて言うなら、今季プロで活躍した荘司宏太でしょうね。国士舘大学では故障続きで陽の目を浴びることはなかったかもしれませんが、辻俊哉監督(当時)との縁があり、ウチに来ることになりました。2年目から頭角を現し、都市対抗では東京ガスの補強選手として出場し、プロのスカウトにアピールしました。

 

 東京ヤクルトにドラフト3位で指名され、今季はルーキーながら45試合に登板し、防御率1.05は見事な活躍でした。新人王有力候補です。担当の丸山泰嗣スカウトも喜んでくれていることでしょう。セガサミーの名を背負って、来季以降も引き続き、ケガなく頑張って欲しいですね。

 

 さて私の後任には佐藤俊和助監督が就きます。現役時代はキャプテンを任されたこともある実直な男です。私の下でコーチ(セガサミー副部長兼ヘッドコーチ兼打撃コーチ)を5年、今年から助監督を務めていました。経験豊富な吉井憲治ヘッドコーチはチームに残るので、彼をサポートして欲しいと思います。結果を出していくことで、周囲の信頼が増し、本人の自信も付いてくるでしょう。

 私の今後につきましては、また改めてご報告させていただきたいと思います。では、今月はこのへんで。

 

<このコーナーは毎月1日更新です>

 

西田真二(にしだ・しんじ)プロフィール>
1960年8月3日、和歌山県出身。小学3年で野球を始める。PL学園高、法政大学を経て、83年にドラフト1位で広島カープに入団。高校時代は78年夏にエース&4番として甲子園優勝に貢献した。大学時代は5度のベストナインに輝くなど、3度のリーグ優勝に導いた。プロ入り後は左投げ左打ちの外野手として、91年のセ・リーグ優勝に貢献するなどカープ一筋13年で現役を終えた。現役引退後は野球解説者を経て、カープ、四国アイランドリーグ(現・四国アイランドリーグplus)の愛媛、香川などで後進を育成。20年よりセガサミー野球部の監督を務める。

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