31日、日本サッカー協会(JFA)は9月8日に行われる北京五輪最終予選第2戦サウジアラビア戦に臨むU-22日本代表メンバー22人を発表した。初戦のベトナム戦を戦ったメンバーが引き続いて選ばれた他、U-20世代のFW森島(C大阪)が選出された。
 得点力不足解消のため、U-20世代のエース森島に白羽の矢が立った。U-22日本代表は初戦のベトナム戦で相手の8倍の16本ものシュートを放ちながら、わずか1ゴールに終わった。森島はベトナム戦では招集されなかったが、8月初旬に中国で行われたプレ大会・北朝鮮戦に先発し、1アシストを記録。186センチ、80キロの恵まれた体格を生かしたプレーには定評がある。五輪代表のエース平山を脅かす存在になりそうだ。

 チームを率いる反町監督は「中東の過酷な環境の中でも、勝ち点3を獲って帰れるようにベストを尽くす。サウジアラビアは非常に攻撃的で数多くのタレントを抱えている強豪だが、互角以上の戦いをしたい」とコメントを寄せた。

 日本は9月8日に北京五輪最終予選第2戦でサウジアラビアとアウェイで戦い、その4日後、同予選第3戦でカタールとホームで対戦する。

<U-22日本代表メンバー22人>

GK
山本海人(清水エスパルス)
松井謙弥(ジュビロ磐田)
林彰弘(流通経済大学)
DF
伊野波雅彦(FC東京)
水本裕貴(ジェフ千葉)
小林祐三(柏レイソル)
細貝萌(浦和レッズ)
青山直晃(清水エスパルス)
安田理大(ガンバ大阪)
内田篤人(鹿島アントラーズ)
MF
本田拓也(法政大学)
水野晃樹(ジェフ千葉)
梶山陽平(FC東京)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
上田康太(ジュビロ磐田)
家長昭博(ガンバ大阪)
本田圭佑(名古屋グランパス)
柏木陽介(サンフレッチェ広島)
FW
平山相太(FC東京)
李忠成(柏レイソル)
岡崎慎司(清水エスパルス)
森島康仁(セレッソ大阪)
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