サッカーカタールW杯のグループEの日本代表対コスタリカ代表戦が27日、アフメド ビン アリー スタジアムで行われ、0対1で日本が敗れた。試合は後半36分にDFケイセル・フレールに決められた。日本は次節、日本時間の12月2日早朝4時にスペイン代表と対戦する。

 

 状況次第でEが混戦に

日本代表 0-1 コスタリカ代表

【得点】

[コ] ケイセル・フレール(81分)

 

 

 初戦のドイツ戦での勝利を無駄にしないためにも勝ち点を積み上げたかった日本代表。しかし、序盤から積極性を欠き、コスタリカ代表の“前半は0対0でOK”とも見受けられる戦いにズルズルと付き合う形になってしまった。

 

 日本がボールを保持する際にコスタリカは5-4-1の布陣を敷いてきた。日本の右サイドバックの山根未視(川崎フロンターレ)が高い位置を取り、MF堂安律(フライブルク)を内側にポジションを取らせ、右肩上がりのポジションを取った方が有効に思えたが、日本代表の重心は全体的に低かった。

 

 開始早々に左サイドのMF相馬勇紀(名古屋グランパス)が縦に突破した場面があったが、もっと彼に1対1を仕掛けさせるような仕組みづくりに欠けていた。後半17分にスーパーサブのMF三笘薫(ブライトン)がピッチに立った。

 

 36分、DF吉田麻也(シャルケ04)の中途半端なクリアーとDF伊藤洋輝(シュツットガルト)がラインの押し上げを怠ったことで日本は手痛い失点を喫した。もったいな守備のほころびから与えてしまった手痛い失点だった。

 

 ここから、日本は左サイドの三笘にシンプルにボールを預け、1対1の場面をつくろうとした。この形を相馬が左サイドを務めていた前半から意識的に作れなかった点が惜しかったように映る。“戦術・三笘”というわかりやすい合図がないと舵を切れない点に今の代表の課題が見て取れた。

 

 コスタリカ相手に勝ち点を拾えなかった日本。次節は日本時間12月2日早朝4時にスペイン代表と戦う。初戦のドイツ戦に勝利したことで“ドーハの歓喜”と謳うべきだったのだろうか。今まで超えられなかった「ベスト8」に行けてこその“ドーハの歓喜”のはず。代表スタッフ、選手たちにはスペイン戦に向けて、頭と気持ちを気持ちを切り替えてもらうしかない。

 

(文/大木雄貴)