武田、W杯第1戦は4位! 国内では敵なし、全日本選手権で史上最多9度目V!
オーストリアのリンツで6月1〜3日に行われたボートのワールドカップ(以下、W杯)第1戦、男子軽量級ダブルスカルで武田大作(ダイキ)・浦和重(NTT東日本東京)組は6分29秒93で4位となった。
W杯から1週間後の全日本選手権(6月7〜10日・戸田ボートコース)、最終日に行われた男子シングルスカル決勝で、武田選手は自己の持つ同種目の史上最多優勝記録を更新する2年連続9度目の優勝を飾った。
(写真:全日本選手権の男子シングルスカルで史上最多となる9度目の優勝を飾った武田選手。優勝回数の“9”を両手で表現)
「北京五輪に向けた大事な年」と位置付けるボート・武田選手のシーズンが始まった。
今シーズンの初戦、4月下旬にイタリアで行われた国際レースでは、男子軽量級シングルスカルで2戦連勝し、幸先のいいスタートを切った。
6月1〜3日、オーストリアのリンツで行われたW杯第1戦、男子軽量級ダブルスカルで武田・浦組は6分29秒93で、デンマーク、イギリス、カナダチームに続く4位に入った。3位のカナダチームとの差はわずかに0秒25。惜しくもメダルは逃したが、あらためて世界トップレベルの力を証明した。
全日本選手権で史上最多9度目V!
W杯第1戦から1週間後、埼玉・戸田ボートコースで行われた全日本選手権の男子シングルスカル決勝は、武田選手の強さが光ったレースだった。
大雨・洪水・雷注意報発令が出されるほどの悪コンディションの中、スタート直後から積極的に飛ばし、500メートル地点では2位以下に一艇身、1000メートル地点では約二艇身の差をつけるとそのままぶっちぎり、7分00秒86でゴールした。
4月から海外遠征が続き、「全日本選手権の出場はコンディション次第」と語っていたが、遠征の疲れを感じさせない積極的なレース運びで、自己の持つ同種目の史上最多優勝記録を更新する2年連続9度目の優勝を果たした。(04、05年は海外遠征のため欠場)
05年の世界選手権の敗者復活戦で参考記録ながら世界最高記録に相当する6分46秒52をマーク、全日本選手権でのシングルスカルは今回初出場で、武田との対決に注目が集まった浦和重選手は7分05秒92で2位、高校チャンピオンの栗原誠和選手(館林高校)が、初の日本選手権で3位に食い込む健闘を見せた。
ゴール後、ガッツポーズを見せた武田選手は「W杯ではスタート後の500メートルで勝負が決まってしまった。今日は序盤からスピードを上げていくことが課題だった。それが出せて、前半から攻めのレースができたのはよかった」と振り返った。
1週間前にW杯第1戦を終えたばかりだったが、「減量がないのでたくさん食べられたし、(帰国後、全日本選手権まで)学生の合宿に混ぜてもらって、一緒に良い生活リズムをつくって臨むことができた」。大雨の中での7分00秒86という貫録のタイムにも、「世界との差を痛感するタイム。やっぱりいつでも6分台を出すことが世界への道だと思う」と自己評価は厳しかった。
8月末、ドイツで開催される世界選手権に向けては「狙うのはファイナルではなくメダル、それも金メダルだと思っている。今日は後半に失速してしまった。そこを直して、本番に臨んでいきたい」と力強く語った。
この後、7月にもう一戦W杯に挑み、「今季、最大の目標」と位置づける世界選手権で表彰台を狙う。
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★質問、応援メッセージ大募集★
ミセスとしての競技生活、家庭のことや子育てのことなど、ママさんプレーヤーのパイオニア的な存在であるビーチバレー佐伯美香選手、ボートの武田大作選手、ダイキ弓道部への質問&応援メッセージもお待ちしています!!
※質問・応援メッセージは、こちら>>art1524@ninomiyasports.com
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関連リンク>>(財)大亀スポーツ振興財団
W杯から1週間後の全日本選手権(6月7〜10日・戸田ボートコース)、最終日に行われた男子シングルスカル決勝で、武田選手は自己の持つ同種目の史上最多優勝記録を更新する2年連続9度目の優勝を飾った。
(写真:全日本選手権の男子シングルスカルで史上最多となる9度目の優勝を飾った武田選手。優勝回数の“9”を両手で表現)
「北京五輪に向けた大事な年」と位置付けるボート・武田選手のシーズンが始まった。
今シーズンの初戦、4月下旬にイタリアで行われた国際レースでは、男子軽量級シングルスカルで2戦連勝し、幸先のいいスタートを切った。
6月1〜3日、オーストリアのリンツで行われたW杯第1戦、男子軽量級ダブルスカルで武田・浦組は6分29秒93で、デンマーク、イギリス、カナダチームに続く4位に入った。3位のカナダチームとの差はわずかに0秒25。惜しくもメダルは逃したが、あらためて世界トップレベルの力を証明した。
全日本選手権で史上最多9度目V!
W杯第1戦から1週間後、埼玉・戸田ボートコースで行われた全日本選手権の男子シングルスカル決勝は、武田選手の強さが光ったレースだった。
大雨・洪水・雷注意報発令が出されるほどの悪コンディションの中、スタート直後から積極的に飛ばし、500メートル地点では2位以下に一艇身、1000メートル地点では約二艇身の差をつけるとそのままぶっちぎり、7分00秒86でゴールした。
4月から海外遠征が続き、「全日本選手権の出場はコンディション次第」と語っていたが、遠征の疲れを感じさせない積極的なレース運びで、自己の持つ同種目の史上最多優勝記録を更新する2年連続9度目の優勝を果たした。(04、05年は海外遠征のため欠場)
05年の世界選手権の敗者復活戦で参考記録ながら世界最高記録に相当する6分46秒52をマーク、全日本選手権でのシングルスカルは今回初出場で、武田との対決に注目が集まった浦和重選手は7分05秒92で2位、高校チャンピオンの栗原誠和選手(館林高校)が、初の日本選手権で3位に食い込む健闘を見せた。
ゴール後、ガッツポーズを見せた武田選手は「W杯ではスタート後の500メートルで勝負が決まってしまった。今日は序盤からスピードを上げていくことが課題だった。それが出せて、前半から攻めのレースができたのはよかった」と振り返った。
1週間前にW杯第1戦を終えたばかりだったが、「減量がないのでたくさん食べられたし、(帰国後、全日本選手権まで)学生の合宿に混ぜてもらって、一緒に良い生活リズムをつくって臨むことができた」。大雨の中での7分00秒86という貫録のタイムにも、「世界との差を痛感するタイム。やっぱりいつでも6分台を出すことが世界への道だと思う」と自己評価は厳しかった。
8月末、ドイツで開催される世界選手権に向けては「狙うのはファイナルではなくメダル、それも金メダルだと思っている。今日は後半に失速してしまった。そこを直して、本番に臨んでいきたい」と力強く語った。
この後、7月にもう一戦W杯に挑み、「今季、最大の目標」と位置づける世界選手権で表彰台を狙う。
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