4月16日、岩手・専大北上高は硬式野球部を解散するとし、解散届けを岩手県高校野球連盟を通じて日本高校野球連盟に提出。日本高野連がこれを受理した。不祥事による野球部の解散は1981年の大分・日田林工以来となる(83年に再加盟)。
 専大北上高野球部は当面の間、同好会として活動を続ける方針だ。

 先月、元早大野球部の清水勝仁が西武から金銭供与していた問題で、同校の元コーチが深く関与していたことが発覚した。それについて日本高野連が事情聴取を行ったところ、日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待生制度を実施し、学費免除を行っていたことが判明。日本高野連は同校の除名処分を示唆していた。これに先駆けて、同校自ら解散を決定した。

 日本高野連は18日の審議委員会で協議し、日本学生野球協会がこれを踏まえて27日に正式に処分が決定される。
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