14歳、吉沢恋(ここ)が金メダル ~パリ五輪・スケートボード女子ストリート~
パリ五輪のスケートボード・女子ストリート決勝が日本時間29日(大会5日目)、コンコルド広場で行なわれ、14歳の吉沢恋(ここ)が272.75点で金メダルを獲得した。銀メダル(265.95点)は赤間凜音、銅メダル(253.37点)はブラジル代表のライッサ・レアウが獲得した。中山楓奈は7位(79.77)となった。
スケートボードのストリートは前半のラン、後半のベストトリックの合計点で争う。ランは、パーク内を45秒間、滑走し、技を繰り出す。2回滑走が許され、ポイントが高い方が持ち点となる。
ベストトリックは、各選手の大技を一発で披露する。5回トライができ、得点が高い2つの演技のポイントを持ち点とし、ランとベストトリックの合計点で優劣が決める。
前半のラン終了時点では、1位=赤間(89.26点)、2位=吉沢(86.80点)、3位=中山79.77点だった。
吉沢、ベストトリックの4本目――。ここが勝負の分かれ道だった。吉沢は「ビッグスピンフリップボードスライド」(ボードを空中で縦方向、横方向同時に回転させて細長いレールに着地させ、滑り降りる大技)を見事に成功させた。成功率は高くないものの、決まれば高得点が期待できる。14歳は大勝負に出て最高の結果を手にした。
金メダルを確定させて迎えた5本目でも89.46点をマークし、締めくくった。