2007年から3年間掲載させていただいた本コーナーですが、今回をもちまして一度お休みとさせていただくことになりました。
 長い間つたない文章にお目を通してくださり、ありがとうございました。
 「野球をやる」といっても、その環境はさまざまです。特にクラブチームは、練習環境や財政状況など、チームによって状況が大きく異なるのではないかと思います。
 所属している選手たちは、年齢や職業も様々です。我が一球幸魂倶楽部は19歳から31歳までと年齢差はそれほどありませんが、社会人や学生など普段の生活環境が皆異なります。野球を続けている目的もひとりひとり違うと思います。
 萩本欽一監督率いる茨城ゴールデンゴールズのようなクラブチームは希少な存在で、ほとんどのクラブチームは全員が無償です。部費を払って活動しているので、むしろ身を削っての活動になってしまいます。
 そんなクラブチームで野球を続けるには、野球に対する意志の強さが何よりも必要だと思っています。実際、我がチームに長く在籍している選手には、意志の強さを感じています。

 今週末から今シーズンが始まりますが、今年も一球幸魂倶楽部は全日本クラブ選手権大会に出場することを目標に、全員で頑張っていきたいと思っています。
 最後になりますが、このコラムを通して、一球幸魂倶楽部を、そしてクラブチームという野球環境を少しでも知っていただけたなら嬉しいです。
 これからも一球幸魂倶楽部としての活動は続いていきますので、球場でお会いできたら幸いです。
 今まで本当にありがとうございました。

★携帯サイト「二宮清純.com」では、このコーナーのコラムをHPに先行して配信中です。紅一点の女子部員の奮闘ぶりを一足早く携帯でお楽しみいただけます。更新は第1、3火曜。ぜひ、チェックしてみてください。
広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。
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