浅田真央、「MAO RINKを笑顔溢れる場所に」 スケート教室を実施
プロフィギュアスケーターの浅田真央が8日、自身がプロデュースを手掛ける「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」(東京都立川市泉町)のオープニングセレモニーが行なわれた後に子どもたち向けのスケート教室を開き、20名の子どもたちを指導した。スケート初体験の子どもが多い中、浅田はマイクを使いながら手取り足取りで子どもたちと接した。

©MAO RINK
「スケートが初めての人はいますか? 初めての人が多いですね。じゃあ、その場で足踏みはできますか? 1、2、1、2」
浅田の優しく丁寧な言葉がMAO RINKに響き渡る。浅田のスケート教室に参加した20名は、スケート初体験の子どもが多かったようだ。サポートスタッフに話を聞くと、「さきほど、サブリンクで初めて滑ったから、“自分はやったことあるぞ”と考えて、真央さんの問いかけに手を挙げなかった子たちもいると思います。そのため、スケート初体験の子どもの正確な人数は把握できません」と笑った。
子どもたちの様子を見た浅田は、マイクを使ってこう言った。
「フェンスに両手をつけて、カニさん歩きですよ。1、2、1、2」
浅田の指示を聞き、ヘルメットとサポーターを装着した20名が一列になり、「カニさん歩き」で少しずつ移動した。
子どもたちが横歩きのコツを覚えたら、「今度は左手だけをフェンスについて、前向きで。1、2、1、2」と浅田。
バンクーバー冬季五輪銀メダリストの講師は、「せっかく来てくれたから、皆さんにはひとりで滑れるようになってほしい」と語り、こう続けた。
「そのために、転んでもひとりで立てる方法を教えますね。両ひざと両手を氷に着けられますか?」。そこからまずは片ひざを立て、次にもう片方のひざを立て、最後に氷から手を放して起き上がることを浅田が子どもたちに伝えた。
MAO RINKは30m×60mの国際規格だ。30mを少しずつではあるが、着実に子どもが滑っていく。浅田と数名のサポートスタッフは遅れをとる子どもたちのフォローに回った。
浅田によると自身のスケート人生は3章に分かれているという。第1章は競技者として、第2章はプロフィギュアスケーターとして、そして第3章は指導者として--。
浅田は、スケート教室後の囲み会見でこう述べた。
「このMAORINKを、笑顔があふれる場所にしたいです。そして、MAORINKから世界で活躍できる、世界一を獲れるスケーターを生み出すことが次の目標です。今日はたくさんの子どもたちと一緒にパフォーマンスをしたり、スケート教室を開きました。子どもたちの笑顔は本当に輝いていました。子どもたちがMAORINKで滑っている姿を見ることができて、本当に幸せでした」
浅田は当面の間、第2章・プロフィギュアスケーターとしての活動と、第3章・指導者の二足の草鞋で活躍することになるだろう。MAO RINKから世界に羽ばたく未来のスケーターの誕生を、楽しみに待ちたい。
(文/大木雄貴、写真提供/©MAO RINK)