ブレイブルーパス東京、開幕4連勝 22歳ワーナー・ディアンズがリーグワン50キャップ ~リーグワン~

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 11日、「NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25」のディビジョン1の第4節が神奈川(川崎、横浜)と岐阜で行われた。東芝ブレイブルーパス東京は、神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで浦安D-Rocksと対戦し、22-14で勝利。開幕からの連勝を4に伸ばした。

 

 ルーキーのSH池戸将太郎を初スタメンで起用するなど「今週は若手を先発させるのがテーマ」とブレイブルーパスのトッド・ブラックアダーHCは振り返った。ニュージーランド代表56キャップのSOリッチー・モウンガ、33キャップのFLシャノン・フリゼルが欠場。“飛車角”抜きで接戦をモノにしたことはチームの自信になったはずだ。

 

 前半3分、池戸のパスを受けたCTB眞野泰地がSO松永拓朗へ。2試合連続で10番を背負った松永は一拍ためて、パス。そのボールをスピードに乗った状態で受け取ったFBマイケル・コリンズがトライエリア(インゴール)右中間に飛び込んだ。

 

 幸先良いスタートと思われたがHO原田衛が「最初に簡単にトライを取れると、こういう展開になってしまうのはラグビーでよくあることだと身をもって感じました。自分たちで崩れてしまった部分がある」と振り返ったように、ここからD-Rocksに自陣に攻め込まれる時間が続いた。

 

 それでも相手にトライエリアを割らせず無失点。20分には細かいパスの連係からWTBジョネ・ナイカブラが右隅にトライを挙げた。松永のコンバージョンキックは決まらなかったが12-0とリードして前半を終えた。

 

 後半に入っても自陣に押し込まれ、17分にはWTBケレブ・カヴバティのトライとSO田村煕のコンバージョンキックで5点差に詰められた。さらに19分、WTB桑山淳生のハイタックルが危険なプレーという判定でイエローカード。数的不利を余儀なくされた。

 

 それでも王者は耐え抜いた。29分にはラインアウトモールから途中出場のHO橋本大吾がトライ。松永のコンバージョンキックで再び12点差に。1トライ1ゴールを還され、再び5点差となったものの終了間際に松永のPGが決まり、相手にボーナスポイントを与えず22-14で勝利した。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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