森保J、連覇達成 ~E-1選手権~
サッカー東アジアE-1選手権の第3戦、韓国代表(FIFAランキング23位)対日本代表(同17位)の一戦が15日、龍仁で行なわれた。日本が1対0で勝利し、E-1選手権連覇を決めた。日本は前半8分にFWジャーメイン良(サンフレッチェ広島)が先制点を決めた。日本はこの1点を守り切り、初の全勝優勝を達成した。
ジャーメイン、今大会5得点(龍仁)
韓国代表 0-1 日本代表
【得点】
[日] ジャーメイン良(8分)
2勝同士で並んで迎えた韓国との最終戦。得失点差で上回る日本は、引き分け以上で3度目のE-1優勝となる。韓国の優勝条件は、日本に2点差以上をつけての勝利だった。
前半7分、日本は韓国の攻撃にヒヤリとさせられた。FC町田ゼルビアに所属するMFナ・サンホに右足で放たれたシュートが右ポストを叩いた。
このピンチの直後(8分)、日本が一気に敵陣に攻め込んだ。
ピッチ中央から左サイドのタッチラインに開くMF相馬勇紀(FC町田ゼルビア)にボールが渡る。相馬は鋭い切り返しで右足にボールを持ち換え、クロスを供給。このボールにペナルティーエリア内ファーサイドで待ち構えるジャーメインが左足ボレーで合わせ、ゴールネットを揺らした。
ハーフタイム明け、韓国はワントップに身長193センチのFWイ・ホジェを投入した。25分を過ぎると韓国は徐々にこのFWに向けてロングボールを蹴った。さらに、30分には町田に所属するFWオ・セフンを投入。この194センチの大型FWとイ・ホジェを並べた。
森保一監督も動いた。先制点をアシストした相馬に代えて、空中戦に強いDF植田直通(鹿島アントラーズ)を入れた。
39分、日本はロングボールとヘディングでペナルティーエリア内まで繋がれた。イ・ホジェに右足ボレーを許したが、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)のファインセーブが飛び出した。
韓国のロングボール一辺倒の攻撃に我慢を強いられた日本だがうまく時計の針を進め、E-1連覇を達成した。
(文/大木雄貴)