サクラフィフティーン、W杯前哨戦に連勝 〜太陽生命JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES〜

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 26日、「太陽生命JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2025」が東京・秩父宮ラグビー場で行われ、世界ランキング11位の女子日本代表(サクラフィフティーン)が同13位の女子スペイン代表を30-19で下した。8月開幕のW杯イングランド大会に向け、同プールに入ったスペインに2連勝で国内最後のテスマッチを終えた。

 

 W杯前哨戦2連勝だ。イングランド大会で対戦するスペインに北九州、東京での連戦で勝利した。目標のベスト8進出へ、弾みをつけた。

 

 セットプレーで圧倒した19日の第1戦から1週間後、第2戦はBK陣が魅せた。序盤、敵陣深くに攻め込むとスペインは反則を重ね、2人がイエローカード。13分、2人数的優位のサクラフィフティーンは中央から左に大きく展開すると、最後は大外のWTB香川メレ優愛ハヴィリがトライエリア(インゴール)左隅に飛び込んだ。香川は26分にもトライを奪う。10―0で試合を折り返した。

 

 後半6分にはキャプテンのFL長田いろはが相手のキックを足ごとチャージするようなかたちでボールを奪い取った。そのまま無人のトライエリアにグラウンディング。SO山本実のコンバージョンキックが決まり、リードを17点に広げた。11分にスペインに1トライを返されたものの、6分後に山本のPGで20-5とした。

 

 20分、WTB松村美咲が山本のパスを受けてトライエリア右隅にトライ。1トライ1ゴールを返された後、30分にはラインアウトモールからHO小鍛治歩が飛び込んだ。30-19で勝利した。サクラフィフティーンのレスリー・マッケンジーHCは「スペインとの2連戦に勝利し、国内で試合をできたことをとてもうれしく思っています」と語り、前を向いた。
「次のW杯に向けて準備が進められている」

 

 前回大会(2022年ニュージーランド大会)を経験しているCTB古田真菜が、サクラフィフティーンの成長した武器をこう口にする。

「FWが毎日のように成長してモールが強みになっている。BKはキックを蹴れる選手が多く、エリアをどのタイミングでもとっていける。あとはセブンズ経験者が多いので、パススピードがFWもBKも速く、そのスキルを生かしてスペースを突いていくアタック。ディフェンスでもしっかり止められる」

 

 LO佐藤優奈は「FWがまずセットプレーで相手にアタックでもディフェンスでも掛けられる。FWがそのチャンスを取り切れなくても、BKにはいいキッカーといいランナーがいる。どちらも脅威となっているのが強み」と胸を張る。

 特にスクラム、ラインアウトの安定が顕著。この2連戦でもセットプレーからチャンスをつくり、得点に繋げた。

 

 サクラフィフティーンは27日、W杯登録メンバー32人を発表。8月にイタリアへ遠征し、世界ランキング8位イタリア代表との大会前最後のテストマッチに臨む。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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