クライマックス1stステージ、上位チーム有利も下剋上なるか 〜プロ野球〜
2日後の11日、クライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージがセパ両リーグで開幕する。セ・リーグは昨季3位からの下剋上で日本一を掴み取った横浜DeNAが巨人を、パ・リーグは昨季ファイナルステージで涙を呑んだ北海道日本ハムがオリックスを本拠で迎え討つ。
セ・ リーグをぶっちぎり優勝した阪神への挑戦権はどちらが得るのか。 総合力でDeNAに分があると見る。 先発は阪神の村上頌樹と並ぶ14勝を挙げて最多勝の東克樹、 10勝のアンドレ・ジャクソン、9勝のアンソニー・ ケイの三本柱が軸となる。打線は終盤戦好調の筒香嘉智、 ケガから復帰の牧秀悟の存在が心強い。チーム打点トップ(70) の佐野恵太らで組むクリーンアップで得点を重ね試合を優位に運び たいところだ。不安材料は巨人との対戦成績。 9勝15敗1分けと負け越している。 本拠地の声援を背に苦手意識は払拭したいだろう。
巨人は先発陣に不安が残るものの、ブルペンの厚みではDeNAを上回る。守護神ライデル・マルティネスはセーブ王、中継ぎの大勢は最優秀中継ぎ投手に輝いた。現役ドラフトで獲得した田中瑛斗 、左の中川皓太らが控えている。打線は岡本和真の前にランナーを溜めることで得点機を増やしたい。今季打率リーグ2位の泉口 友汰らがどれだけ出塁できるか。また岡本の後ろを打つであろう岸田行倫、リチャードの打棒にも期待したい。
日本ハムは2年連続2位でCS進出だ。優勝した福岡ソフトバンクと13.5ゲーム差を付けられた昨季に対し、今季は4.5差。戦績も75勝60敗8分けから83勝57敗3分けと貯金を9も伸ばした。投手は最多勝&最多奪三振の2冠・伊藤大海のほか、北山亘基が9勝、達孝太が8勝、山﨑福也と加藤貴之が7勝と続く。この先発陣を援護するのが本塁打&打点の2冠フランミル・レイエス。万波中正、清宮幸太郎、水谷瞬ら若手スラッガーには一発の魅力がある。チーム本塁打数129は12球団トップだ。
2季ぶりのCS出場となったオリックス。今季日本ハムとの相性も悪くないだけに九里亜蓮、宮城大弥の2本柱で一気に勝負を付けたいところだろう。ブルペンを含め、投手陣は盤石と言えないだけにカギは打線が握る。打率3割を超え、リーグトップに立っていた西川龍馬がケガで離脱。それでもリーグ3位の中川圭太、同4位の太田椋ら駒は揃っている。
(文/杉浦泰介)