第5回<ドーミーシニア編>「ポジティブになれる」住まい ~ドーミー目白台~

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 学生寮「学生会館ドーミー」や「ドーミーイン」などのホテルを多数運営する株式会社共立メンテナンスは、「ドーミー」を冠した高齢者向けレジデンスも運営している。

 今回紹介する2023年9月開業の介護付有料老人ホーム「ドーミー目白台」は、文京区の閑静な住宅地の一角にある。周辺には緑豊かな公園があり、スーパーや病院など生活に必要な施設も充実している。全176室の大規模住宅である。

 

(写真:取材フロントを担当した、株式会社共立メンテナンスレジデンス事業推進部の戸谷さん)

 都電荒川線の早稲田駅から徒歩4分のところにある清潔感溢れるモダンな建物が、ドーミー目白台だ。エントランスに入ると、広々としたライブラリラウンジが出迎え、利用者やその家族がくつろげるスペースとなっている。陽当たりのいい空間で各々がパターゴルフ、ピアノ、読書など趣味に興じていた。

 

(写真:1人用の居室。ベッドには呼吸や心拍の異常を察知するセンサーを敷いている)

 ラウンジを抜けると、ホテルのように多くの部屋が並ぶ。居室は当然ながら、全てバリアフリーの造り。さらに、AIセンサーを設置し、利用者の転倒など異常があれば、すぐに察知するシステムも完備されている。これにより、ベッドからの離床やバイタル測定が遠隔で確認できるという。利用者の家族にとっても安心のサービスだろう。

 

(写真:理美容室に月1回、理容師・美容師が訪れ、外出することなく美容サービスを受けることができる)

 ドーミー目白台は「住むと『ポジティブ』になる住まい」を目指している。その取り組みのひとつが「質のよい睡眠づくり」。睡眠検査機器を導入し、睡眠の質向上を図っている。また利用者の「やってみたい」という思いを大切にして、趣味活動などのアクティビティプログラムを展開している。その内容はカラオケやピラティスなど多岐に渡る。お花見やクリスマス会など季節に応じたイベントも盛り込んでいる。

 

(写真:栄養面だけでなく、手作りの味わいや旬の味覚も楽しめるメニューを考案し、提供している)

 各階に食堂があり、どこもにぎわいを生んでいた。「食は生命の源」。食へのこだわりは、ドーミー学生寮同様に強い。ホテル運営会社かつ自社直営の厨房だからこそ実現できる味。衛生面を徹底しており、刺身などの生ものや牡蠣料理を提供している。多くの料理に脳の活性化によいと言われるアマニ油も使用しているのも大きな特長だ。栄養バランスを考慮したメニューで生活習慣病や認知症の予防・改善を図っている。2024年2月実施のドーミーシニア入居者アンケートによると、食事への満足度は93%に達した。

 

日々の生活がリハビリに

(写真:浴室は多様なスタイルに対応。「ひのき浴」「寝台浴」「チェア浴」「中間浴」とある)

「食事がいっぱい食べられているので、活動が増える。活動をたくさんすることで睡眠も良くなる。食事、活動、睡眠、3つのサイクルを回していくアプローチをとっています」とはドーミー目白台の支配人の松村亮治さん。

 

(写真:大規模施設ならではの広く長い廊下を活用し、日々の生活の中で歩行訓練を取り組める)

 居室からの食堂への移動距離が長いことを逆手に取っている。必然的に歩行時間が増えるからだ。再び松村さん。
「ドーミー目白台は廊下がすごく長い建物になります。朝昼晩、おやつと計4回食堂との行き来があります。ドーミー目白台およびドーミーシニアでは、生涯活躍を応援しています。なるべくできること自分でやっていただきます」

 

(写真:各階に掲示されているイベントカレンダー。体操や脳トレなど様々なイベントを定期的に開催)

 機能訓練指導員の井口弥生さんは「リハビリというよりは、生活をベースにしています。お客様が生涯、生きがいを持って過ごすため、できることに注力しながら計画書を策定します」と語る。その成果はデータにも表れている。入居時は車椅子だったが、後にシルバーカーや歩行車で移動できるようになった入居者も複数いるそうだ。トルトという歩行評価アプリを利用し、歩行姿勢の「速度」「ふらつき」「リズム」「左右差」の4項目を数値化する。点数が改善された利用者の行動範囲が広がり、メンタル的にもポジティブな変容が見えるという。

(写真:ライブラリラウンジに寄贈されたピアノ。取材当日、心地良いメロディーが奏でられていた)

 以下のような例がある。ピアノが趣味という利用者が、入居後に意欲がわいて、寝たきりでの片手弾きから座位での片手弾きができるようになった。さらに数カ月後には両手弾きができるまでに症状が改善。その後は自室に電子ピアノを持ち込み、座位で過ごす時間も増えた。各活動に参加する機会も増え、行動範囲は自室からフロアへ。その後は、外出して選挙に行くなど、行動範囲は外にまで広がっているという。

 

(写真:季節に合わせたイベントを催し、日々の生活に彩りを加える。利用者も自然と笑顔に)

 また利用者の家族は、1日30組以上が訪問するという。「家だと思って来ていただきたい。そういうコンセプトです」と松村さん。私自身、地元愛媛に93歳の母親がいるが、「ここなら安心できる。地元にもあって欲しい」と思わせるドーミーシニアである。また、いずれは自分もお世話になりたい――。そう遠くない老後の生活に思いを馳せた。人生100年時代、“ポジティブになる住まい”は充実のシニアライフには必須と言っていいだろう。

 

 

二宮清純(にのみや・せいじゅん)プロフィール>

1960年、愛媛県出身。明治大学大学院博士後期課程修了・博士(学術)。株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役。広島大学特別招聘教授。大正大学地域構想研究所客員教授。経済産業省「地域×スポーツクラブ産業研究会」委員。認定NPO法人健康都市活動支援機構理事。『スポーツ名勝負物語』(講談社現代新書)『勝者の思考法』(PHP新書)『プロ野球“衝撃の昭和史”』(文春新書)『変われない組織は亡びる』(河野太郎議員との共著・祥伝社新書)『歩を「と金」に変える人材活用術』(羽生善治氏との共著・廣済堂出版)など著書多数。

 

 

ドーミー目白台

 

東京都文京区目白台1—5−8

 

ドーミーシニアシリーズ12棟目として2023年9月にオープン。176室という大規模な住宅。閑静な住宅街に所在し、近隣には自然豊かな目白台運動公園や肥後細川庭園などがある。介護スタッフは24時間常駐、看護スタッフやリハビリスタッフ(作業療法士)を日中配置し、利用者の健やかな毎日をサポート。全居室に最先端の見守りAIセンサーを完備し、ベッドからの離床や転落、心拍数や呼吸数を遠隔で確認。安心かつ安全なプライベート空間を実現している。

 

>>HP

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株式会社共立メンテナンス

公式サイトcopy icon

このコーナーは、寮事業として学生寮・社員寮「ドーミー」、ホテル事業としてビジネスホテル「ドーミーイン」 およびリゾートホテル「共立リゾート」、シニアライフ事業として高齢者向け住宅の管理運営などの事業を 行っている株式会社共立メンテナンスとのタイアップ企画です。 当コーナーでは、「ドーミー」で暮らす学生に取材し、「快適な生活」を体験中のナマの声をお伝えします。

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