プロゴルファー飯島茜、「体に触れると信号が出る」レッスン番組スタート!
プロゴルファー飯島茜の冠番組『飯島茜のアカネ式!大学女子ゴルフ部』が4月5日にスタートする。タイトル通り、日本女子プロゴルフ協会ツアー(JLPGAツアー)で7勝を挙げ、賞金シードを12年連続で獲得した飯島が、現役女子大生ゴルファーを直接レッスンする番組だ。自身のYouTubeチャンネルでも披露している、わかりやすいと定評のある“アカネ式指導”で、大学生の悩みをズバッと解決していく。
――数々のゴルフ番組に出演されてきたと思いますし、自身のYouTubeチャンネルでも練習方法や技術指導を中心に配信しています。初回の収録を終えての感想は?
飯島茜: 正直、“私で大丈夫かな”と不安もありました。でも制作サイドからは「YouTubeのような感じでいいですよ」と言っていただいたので、結構自由に喋ってできました。実際、普段のYouTubeみたいな感じでできたので、とてもやりやすかったです。
――指導の対象は大学生です。
飯島: 普段のレッスンで、大学生に教える機会はあまり多くないので、いい機会だと思っています。自分に近い体型の選手もいるので、私から伝えられることもあるはず。あとは若いから柔軟性があり、もっと上手くなってもらいたい気持ちがあるので、今後が楽しみです。
――収録中、学生を褒める姿が印象的でした。
飯島: 無理なく、「うまいね」とか「いいね」という言葉が出てくるんです。もちろん、ダメな時はダメだと言う。だから私が褒めるのは本心からです。
――指導する上で、「嘘をつかない」ということは大事にしている、と?
飯島: そうですね。人それぞれ求めてくるものは、違うと思うんです。私のところに来る人たちは真剣に直したいと思っている。いい意味のダメ出しですよね。“もっとできるからこうした方がいいんじゃないですか”というふうな言い方で指導しています。それは学生でも子どもでも、年配の方でも変わりません。
――ツアープロから指導メインの生活に移ってから、ゴルフが上手くなっている感覚はありますか?
飯島: 練習は全くしていないんです。教えることによって、現役の頃に、ああすれば良かったと“たら・れば”が出てくる。その選択肢は現役時代は見えなかった。すがる気持ちで教わっていましたが、自分の理解力がなければ誰に教わっても上手くならない。それが身に染みて分かりました。
――教えることのモチベーションは?
飯島: やはり相手が上手くなることですね。いい球を打てるようになればうれしい。もっと上手くなって欲しいという気持ちになります。
感覚に訴える指導
――プロで活躍するゴルファーを育てたいという目標は?
飯島: 今はまだそこまで考えていません。いただける仕事を全力でこなす。ひとつに絞ってしまうと、自分の可能性を狭めてしまう気がするからです。ツアーから離れ、私がこうやってテレビやYouTubeで話す姿を意外だと言う人もいる。今はゴルフの魅力や技術を伝えることがメイン。特定の層をターゲットにはしていません。
――教える上で気を付けていることは?
飯島: 言葉だけでは難しい。私の場合、相手の体に触って指導をします。体に触れることで信号が出る。そうすることで教わる方にも感覚として残って欲しい。私がずっとそばにいられるわけではないので、体を触ったり、同じことを繰り返して覚えてもらうんです。
――YouTubeの指導動画を観ると、「象の動き」など分かりやすい例えを用いていましたね。
飯島: 教える時にこういうふうな言い回しがいいと思えば、迷わず使います。例えば「〇〇筋が」と細かい筋肉名で言ってもイメージしにくい場合がある。別の言い回しの方がわかりやすければ、それでいいと思っています。
――他の指導法や練習法を参考にすることは?
飯島: ありますね。例えばアテネオリンピックの男子ハンマー投げの金メダリスト室伏広治さんが以前紹介していた紙風船トレーニングです。体幹を入れるというのは、自分が指導する相手の身体の中に入れるわけじゃないので口頭では伝わりにくい。だが紙風船を使うことで、体幹を意識することができる。他にも、昨季JLPGAツアーの年間女王・佐久間朱莉ちゃんの、ピーナッツ状のトレーニング器具を挟んでスイングする練習も真似しました。実際に体験したら負荷がきつい。いいものは迷わず取り入れています。もちろん生徒さんによって合う・合わないはあるので、私はできるだけ引き出しを持っておきたいんです。
――今後、この番組でやってみたいことは?
飯島: 例えば、その後の姿を見てみたいですね。1年後の成長ぶりとか、動画で比較したり、実際に私が見てもいい。選手にとっても、1年後に撮影があるとなれば、モチベーションにもつながると思います。
――ご自身の目標は?
飯島: YouTubeでも番組でも、1人でも上手くなる人が増えればうれしいです。具体的に何をやっていくかは、まだ検討中ですね。
<飯島茜(いいじま・あかね)プロフィール>
1983年7月11日、千葉県生まれ。幼少時代から陸上、バスケットボール、ソフトボールなどあらゆるスポーツをこなした。中学2年から本格的にゴルフを始める。高校卒業後、ニュージーランドにゴルフ留学。2005年プロテスト合格。同年の下部ツアー「SANKYOレディースカップ」で優勝。06年「近未來通信クイーンズオープン」でツアー初優勝。07年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で自身初となるメジャータイトルを獲得した。JLPGAツアー通算7勝を誇り、生涯獲得賞金は5億円超える。19年より森永高滝ゴルフアカデミーにてラウンドレッスン、20年より東宝調布スポーツパークにて、「飯島茜 TOHO GOLF ACADEMY」を開設。21年に開設した自身のYouTubeチャンネル「飯島茜のゴルフちゃんねる」は登録者数22万人超え。身長157cm。
BS11では「飯島茜のアカネ式!大学女子ゴルフ部」(毎週日曜17時30分~18時)を放送します。第1回の放送日は4月5日(日)。ゲストは明星大学4年の長谷目ねおさん。是非ご視聴ください。