宮岡良丞(愛媛銀行SASUKE出場選手/愛媛県松山市出身)第1回「銀行員のSASUKE競技者」

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 愛媛県松山市出身の宮岡良丞は、2023年第41回から「SASUKE」に出場している。

 

「SASUKE」とは、TBS系列で1997年9月27日から特別番組として放送されている視聴者参加型のスポーツ・エンターテインメント番組だ。1997年秋に初めて放送され、2025年12月の時点で43回を数える。これまで、延べ4322人の選手が出場した。

 

「SASUKE」のレギュレーションを簡単に説明しよう。1st、2nd、3rd、FINALの4つのステージで構成されており、さまざまな障害物を己の肉体のみでクリアしていくのだ。池に落ちたり、制限時間を超過するとリタイアとなる。

 

 2年後の2028年ロス五輪では、SASUKEから着想を得た「オブスタクル」という競技が採用される。近代五種新種目の障害物レースである。TBSは5月27日、オリンピック競技の近代五種を統括する団体UIPMと、SASUKEの障害物デザインなどを「オブスタクル」で利用できるライセンス契約を結んだ。

 

 宮岡は、そんな世界的にも評価されるSASUKEの注目選手のひとりである。普段は愛媛銀行営業課で、主に住宅ローンの融資などを担当する銀行員だ。宮岡は、自らの業務内容を、こう説明した。

 

 

 

「住宅ローンならば、受付から最後の支払い完了まで、全部お客様と対面します。事務作業から、お客様の口座に入金するなど、ほぼ全て担当しています」

 

 宮岡は2014年からSASUKEに応募し始めた。10年応募し続けて、2023年第41回大会にて、ようやく初出場を果たした。宮岡の初出場時、バーティカルリミット.BURST(以下、.BURST)という障害物が初めて登場した。.BURSTは、わずか1センチ程度の突起に指をかけ、ぶら下がった状態で握力や腕力を頼りに横方向に進んで行くコース設計だ。しかも、箇所によっては指をかける突起部分がクルクルと回転し、挑戦者の行く手を阻む仕組みになっている。宮岡は、SASUKE史上“最狂”エリアとTBSが謳ったこのエリアの初の挑戦者だ。惜しくも23年時はクリアできなかったものの、翌年24年の第42回大会で、.BURSTを見事クリア(SASUKE史上初)した。

 

 彼に、SASUKEの魅力を聞くと、こう返ってきた。

「人間ではクリアは無理だろう、と言われるエリア(障害物)が出てくるんです。それをクリアする。人間が不可能を可能にするところ、人間の可能性を見せられるところが魅力かな、と思います」

 

 そして、続けた。

「僕の話を例にすると、.BURSTが初めて出てきた当時、“人間にクリアするのは無理だろう……”と言われていました。そのエリアのクリアを目標に毎日トレーニングして挑戦するのは、SASUKEの魅力だし、楽しいところかなと思います」

 

 銀行員とSASUKEプレーヤーという2つの顔を持つ宮岡は、松山の地で、どのように育ったのだろうか。

 

(つづく)

 

<宮岡良丞(みやおか・りょうすけ)プロフィール>

1993年8月7日、愛媛県松山市生まれ。幼少期からテニスを始める。2011年、高校3年時にはインターハイに出場した。「SASUKE」は小学校1年時に初めてテレビで視聴した。2014年から「SASUKE」に応募を続け、2023年第41回大会から出場している。第42回大会では、史上初めてバーティカルリミット.BURSTをクリアし、.BURST導入後初のFINAL進出を果たした。完全制覇を目標に日々、トレーニングに打ち込んでいる。

 

 

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