20日、フィリーズを自由契約となっていた井口資仁が千葉ロッテに入団することが正式に決定した。3年契約で年俸1億8000万円、これに出来高2000万円を含めた総額6億円の契約が結ばれた。
 最も熱いラブコールを送り続けてきたロッテが、世界一を経験した元メジャーリーガーを口説き落とした。ロッテは二塁のポジションを保証。さらに落合博満や初芝清など、ロッテを代表とする打者たちがつけてきた背番号「6」を用意。できる限りの誠意を井口に見せてきた。井口はこのロッテの熱心さに強く感銘し、入団を決意した模様だ。

 ロッテとしては補強の最重要課題とされていた右打者の獲得に成功したことになるが、その成否は今シーズンの井口の活躍次第。5年ぶりに日本球界に復帰する井口はV奪回の起爆剤となるのか。