9日、「AFCフットサル選手権2007」のグループステージ組み合わせ抽選会が日本サッカーミュージアムで行われ、ホスト国を務める日本はタジキスタン、香港、フィリピンと同組に入った。同大会は5月13日から19日まで大阪府と兵庫県で開催される。
(写真:左から川淵三郎キャプテン、ドロワーの小倉隆史氏、ポール・モーニーAFC事務総長、ドロワーの城彰二氏、小倉純二JFA副会長)
 日本での初開催を受けて、FIFA(国際サッカー連盟)フットサル委員である小倉純二JFA(日本サッカー協会)副会長は「日本での開催は非常に嬉しく思っている。今までの大会はアウェイで行われていたため、日本のファンは生で試合を観ることが難しかった。今回は、日本がどのように戦っているかを観るチャンスだ」と笑顔でコメント。川淵三郎キャプテンも「国内の100万人を超えるフットサル愛好家がアジアのレベルの高い試合を見ることを楽しみにしているだろう」と白い歯を見せていた。

 日本は、06年5月の前回大会で初優勝を果たした。同大会では準決勝で、第1回大会から8連覇を成し遂げていたイランを5−1で破ると、決勝ではホスト国のウズベキスタンを5−1で下して初の栄冠に輝いた。それまでは02年大会から4年連続でイランに決勝で敗れ、準優勝に終わっていた。日本代表がアジアの頂点に初めて立ったことで、フットサルへの国内の注目度は増している。

 07年9月には日本フットサルリーグ(愛称Fリーグ)が開幕する。日本で開催される今大会で優勝できれば、国内のフットサル熱は高まり、Fリーグの活性化につながっていく。連覇を狙う日本にかかる期待は大きい。

(写真:引いたくじを見せる城氏) 今大会はグループステージと決勝トーナメントで構成される。参加する16チームは4チームずつ4組に分かれ、総当りで対戦。各組上位2チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進出する。

 日本はグループステージで13日にフィリピン、14日に香港、15日にタジキスタンと戦う。小倉純二JFA副会長は「03年にサッポが日本代表監督に就任して以来、チームのレベルは向上している。日本が2連覇を達成してくれることを願う」と語り、川淵キャプテンは「組み合わせが決まった時にサッポ監督は満足そうな顔をしていた。本番は頼むよ、サッポ!」と抽選会に出席していたセルジオ・サッポ日本代表監督を激励していた。

 日本は5月初旬にアルゼンチン代表と壮行試合を2試合行い、大会に臨む。

<グループステージ組み合わせ>

【グループA】
日本、タジキスタン、香港、フィリピン

【グループB】
ウズベキスタン、タイ、クウェート、イラク

【グループC】
キルギス、オーストラリア、トルクメニスタン、韓国

【グループD】
イラン、中国、マレーシア、レバノン

<日本のグループステージ日程>
※3試合すべて大阪市中央体育館で開催

5月13日(日) 13:00 対フィリピン

5月14日(月) 19:00 対UAE

5月15日(火) 19:00 対ベトナム