メジャーリーグのプレーオフ・ディビジョンシリーズは8日、ナショナルリーグ2カードの最終第5戦が行われ、ミルウォーキー・ブルワーズとセントルイス・カージナルスが勝って、リーグチャンピオンシップ進出を決めた。ブルワーズは1−1の同点で迎えた6回、ユニエスキー・ベタンコートのタイムリーで1点を勝ち越し。直後の7回を斎藤隆が三者凡退に抑えて逃げ切り態勢に入る。しかし最終回、粘るアリゾナ・ダイアモンドバックスに同点に追い付かれ、試合は延長戦に突入した。1点を争う熱戦は10回、ブルワーズが1死2塁のチャンスをつくり、最後はナイジェル・モーガンがサヨナラ打。29年ぶりのチャンピオンシップ出場をつかんだ。
 セントルイス・カージナルスは初回に連続長打で先制すると、先発のクリス・カーペンターが好投。フィリーズ打線を散発3安打に封じ、虎の子の1点を最後まで守り切った。カージナルスは5年ぶりのチャンピオンシップ出場。ブルワーズとのリーグ優勝をかけた戦いは10日からスタートする。

◇ナ・リーグ
 5戦ともホームチームが勝利(ブルワーズ3勝2敗、ミラーパーク)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス 2 = 001000001 0
ミルウォーキー・ブルワーズ   3 = 000101000 1× (延長10回)
勝利投手 アクスフォード(1勝0敗1S)
敗戦投手 プッツ(0勝1敗)
本塁打  (ダ)アップトン2号ソロ

 フィリーズ、ハラデーの好投見殺し(カージナルス3勝2敗、ブッシュスタジアム)
セントルイス・カージナルス  1 = 100000000
フィラデルフィア・フィリーズ  0 = 000000000
勝利投手 カーペンター(1勝0敗)
敗戦投手 ハラデー(1勝1敗)