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 今回の「核心対談」では1975年の広島初優勝にクローザーとして貢献した宮本幸信さんが登場。悲願のリーグ制覇の舞台裏を語っていただきました。その一部を特別に紹介します。

二宮: 今回のゲストは阪急ブレーブス、広島カープで投手として活躍した宮本幸信さんです。実はずっと宮本さんにお会いしたかったんですよ。広島が初優勝を果たした1975年に球審に跳び蹴りをくらわした、いわゆる「キックの宮さん」事件をラジオで聞いていたものですから。あれは衝撃的でした(笑)
宮本: いやいや、お恥ずかしい。若気のいたりでした(笑)。あの時の球審は原田孝一さんという阪急の先輩だったんです。

二宮: えっ!?じゃあ、先輩に蹴りを入れてしまったわけですか……。
宮本: 一緒にプレーしたことはないんですけどね。"事件"後には広島で警察の方に街中で話しかけられました。「宮本さん、グラウンド内は治外法権じゃないんだからね。原田さんが"もう許したる"って言うてましたから、よかったけど……」と心配してくれていたんです(笑)。

二宮: アハハ。警察官もカープファンだったわけですね(笑)。この時の対戦相手は中日でした。あらためて"事件"を振り返っていただけますか?
宮本: そうですね……。イニングは9回表、広島が2点ビハインドでした。1死満塁の場面で、中日のバッターは木俣達彦でしたね。2−2からの5球目が内角低めにバシッ!と決まったんですよ。

二宮: それをボールと判定されて、カッときたと?
宮本: 瞬間的に「コースか!?高さか!?」と叫んでいましたね。私は完全にストライクだと思ったものですから。まあ、この時は、"宮本はヒジが悪いから阪急からトレードになったんだ"とか、いろいろ私への誹謗もありましてね。それと単身赴任の影響でストレスが溜まっていたこともあったかもしれません。

二宮: 球審の原田さんは宮本さんの抗議に対してどんな反応をしましたか?
宮本: 答える気もなく、横を向いたんです。それに我慢ならなくて、気付いた時にはマウンドから駆け降りて、もう蹴っていました(笑)。

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