6日(日本時間7日)、競泳の男子400メートル個人メドレー決勝が行われた。萩野公介(東洋大)が4分6秒05の日本新記録をマークしてトップでゴール。金メダルを獲得した。2位はチェイス・ケイリシュ(アメリカ)、3位に瀬戸大也(JSS毛呂山)が入った。

 

 レースはバタフライで瀬戸がリードし、萩野がそれに続いた。続く背泳ぎで萩野が瀬戸に並び逆転。萩野は平泳ぎでもトップを守り、2位には平泳ぎを得意とするケイリシュが上がった。

 

 最後の自由形でケイリシュが迫るが、最後のターンを0秒53差で折り返した萩野はケイリッシュの猛追を振り切ってトップでゴールした。萩野はロンドン大会の同種目銅メダルに続いて2大会連続のメダル獲得。

 

 決勝レース終了後に萩野、瀬戸はインタビューにこう答えている。

萩野「とにかく平井先生(伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチ)にメダルをかけたい一心でやってきた。最後の50メートルでケイリシュが競ってきたけど勝ててよかった」

瀬戸「予選の疲労感が残っていた。そのあたりはまだ甘かった。公介がロンドンで銅メダルの後、4年間頑張ってきた成果が実った。自分も4年頑張って東京では金メダルをとりたい」

 

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