リオオリンピックは14日(日本時間15日)、陸上・男子100メートル決勝が行われ、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が1位、3大会連続で金メダルを獲得した。記録は9秒81。2位はジャスティン・ガトリン(アメリカ)、3位はアンドレ・デグラッセ(カナダ)。日本人の山縣亮太(セイコーHD)、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)は準決勝で敗退した。

 

 スタートで反応良く飛び出したのは4レーンのガトリンだった。今シーズン最速記録を持つガトリンが50メートルまでレースをリードした。ボルトは3位あたりを進み、ガトリンの逃げ切りとも思われたが、50メートル過ぎにボルトがスパート。一気にトップに躍り出たボルトは、最後は正面の場内ビジョンを確認する余裕も見せた。五輪男子陸上で100メートル3連覇は史上初の快挙。なお6位の選手までが9秒台を記録している。

 

 リオでは常に「200メートルでの世界記録更新」を口にしているボルト。自身の持つ19秒19のタイムをどこまで上回れるか。今回、100メートルを余力を残して制覇したことで、「18秒台」もあながち夢物語ではなくなってきた。男子200メートル決勝は18日(日本時間19日)に行われる。