バドミントン女子シングルスは、16日(日本時間17日)に準々決勝が行われた。日本人同士の対決となった奥原希望(日本ユニシス)と山口茜(再春館製薬)の1戦は、奥原が2-1で制し、準決勝へ駒を進めた。バドミントンシングルス日本勢の準決勝進出は男女通じて初。

 

 世界ランキング6位の奥原と世界ランキング12位の山口は、国際大会で5度の対戦がある。しかしいずれも奥原が山口をストレートで下した。しかしオリンピックの大舞台で、山口は格上の先輩・奥原を相手に、第1ゲームを11-21、初めてゲームを奪取した。

 

 これで気持ちを入れ直したのが奥原だった。「私も力を出し切ろうという気持ちになった」と、第2ゲーム、第3ゲームを連取して2-1で勝利した。試合後に奥原は「2人とも力を出し切れていい試合になった」と振り返ったが、「もっと上を目指している。満足せずに次に備えます」と準決勝への意気込みを語った。

 

 日本バドミントン勢、悲願のシングルスメダル確定まであと1勝だ。

 

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