ミス多発、3連勝中の東京Vに完敗 〜Jリーグ ディヴィジョン2 第34節〜
◇9月17日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 3,893人
東京ヴェルディ 3−0 愛媛FC
[東京V] 阿部拓馬(26分)、西紀寛(38分)、アレックス(69分)
「いいところは何もなかった。悲しいことに……」
試合後のイヴィッツア・バルバリッチ監督は疲れきった表情だった。立ち上がりから愛媛はミスが目立ち、ボールがほとんどつながらない。逆に自陣でボールを失い、立て続けに2点を奪われた。
反撃したい愛媛だが、「中盤を全員交代させたかった」と指揮官が明かすほど中盤が機能せず、裏をとろうとする前線のFW有田光希や伊東俊に攻撃がつながらなかった。後半24分にダメ押しの1点を失うと意気消沈したのか、下を向いてしまう選手の姿も目立った。日頃からチームに対して厳しい言葉を投げかけているGKの秋元陽太は試合後のピッチで涙を流し、「3失点には責任を感じている。先発を外されても仕方ない結果だと覚悟している。でもチーム内には責任逃れをしている選手がいる。プロとは言えないレベル」と無念さを顕わにした。
技術面でも意識面でも「14歳のサッカーをしている」とバルバリッチ監督は嘆く。これで公式戦は14試合連続で勝てず、6試合連続で得点がない。19位のFC岐阜との勝ち点差は5、20位のカターレ富山、21位のガイナーレ鳥取とは6点差に縮まり、リーグ戦は8試合を残す。次節(23日)のホームゲームの対戦相手はファジアーノ岡山。このままでは降格圏内(21位以下)に突入する心配もしなくてはならない苦境だ。
試合後、亀井文雄社長は「来季に向けた補強や体制のシミュレーションはしている」としながら、「選手の入れ替えや布陣の見直しで立て直してほしい」と今季は現状のままで戦う考えを示した。ただ、本来ならばチームが最悪の状態になる前に手を打つのがフロントの仕事。それができない経営上の苦しさも背景にはある。先日、Jリーグが開示した各クラブの経営情報では2011年度の愛媛の営業収益はJ2で3番目に少ない約5億円。シーズン途中の補強に大幅な資金を投入できないのが実情だ。
「本当は練習施設の充実や若い選手向けの寮の設置など、J1に昇格できるチームへやりたいことはたくさんある。でも最終的にはお金の問題になる」と亀井社長ももどかしさを抱えている。もちろん、これらの問題は今に始まった話ではない。与えられた条件下で結果につなげ、前進させるのがフロントと現場の責務でもある。ピッチ内外で真のプロクラブになりきれていない現実が、3カ月も白星から見放されたチームに重く横たわっている。
<両チームメンバー>
愛媛FC
GK 37 秋元陽太
DF 13 関根永悟
5 アライール
22 園田拓也
8 内田健太 → FW 15 久場光(63分)
MF 6 田森大己 → 4 渡邊一仁(52分)
26 村上巧
14 東浩史 → MF 17 大山俊輔(36分)
7 前野貴徳
FW 34 伊東俊
9 有田光希
東京ヴェルディ
GK 1 土肥洋一
DF 19 森勇介
17 土屋征夫 → 3 深津康太(74分)
4 高橋祥平
22 和田拓也
MF 11 西紀寛
8 中後雅喜
23 梶川諒太
36 中島翔哉 → 7 柴崎晃誠(62分)
FW 20 アレックス → MF 50 木島良輔(81分)
9 阿部拓馬
東京ヴェルディ 3−0 愛媛FC
[東京V] 阿部拓馬(26分)、西紀寛(38分)、アレックス(69分)
「いいところは何もなかった。悲しいことに……」
試合後のイヴィッツア・バルバリッチ監督は疲れきった表情だった。立ち上がりから愛媛はミスが目立ち、ボールがほとんどつながらない。逆に自陣でボールを失い、立て続けに2点を奪われた。
反撃したい愛媛だが、「中盤を全員交代させたかった」と指揮官が明かすほど中盤が機能せず、裏をとろうとする前線のFW有田光希や伊東俊に攻撃がつながらなかった。後半24分にダメ押しの1点を失うと意気消沈したのか、下を向いてしまう選手の姿も目立った。日頃からチームに対して厳しい言葉を投げかけているGKの秋元陽太は試合後のピッチで涙を流し、「3失点には責任を感じている。先発を外されても仕方ない結果だと覚悟している。でもチーム内には責任逃れをしている選手がいる。プロとは言えないレベル」と無念さを顕わにした。
技術面でも意識面でも「14歳のサッカーをしている」とバルバリッチ監督は嘆く。これで公式戦は14試合連続で勝てず、6試合連続で得点がない。19位のFC岐阜との勝ち点差は5、20位のカターレ富山、21位のガイナーレ鳥取とは6点差に縮まり、リーグ戦は8試合を残す。次節(23日)のホームゲームの対戦相手はファジアーノ岡山。このままでは降格圏内(21位以下)に突入する心配もしなくてはならない苦境だ。
試合後、亀井文雄社長は「来季に向けた補強や体制のシミュレーションはしている」としながら、「選手の入れ替えや布陣の見直しで立て直してほしい」と今季は現状のままで戦う考えを示した。ただ、本来ならばチームが最悪の状態になる前に手を打つのがフロントの仕事。それができない経営上の苦しさも背景にはある。先日、Jリーグが開示した各クラブの経営情報では2011年度の愛媛の営業収益はJ2で3番目に少ない約5億円。シーズン途中の補強に大幅な資金を投入できないのが実情だ。
「本当は練習施設の充実や若い選手向けの寮の設置など、J1に昇格できるチームへやりたいことはたくさんある。でも最終的にはお金の問題になる」と亀井社長ももどかしさを抱えている。もちろん、これらの問題は今に始まった話ではない。与えられた条件下で結果につなげ、前進させるのがフロントと現場の責務でもある。ピッチ内外で真のプロクラブになりきれていない現実が、3カ月も白星から見放されたチームに重く横たわっている。
<両チームメンバー>
愛媛FC
GK 37 秋元陽太
DF 13 関根永悟
5 アライール
22 園田拓也
8 内田健太 → FW 15 久場光(63分)
MF 6 田森大己 → 4 渡邊一仁(52分)
26 村上巧
14 東浩史 → MF 17 大山俊輔(36分)
7 前野貴徳
FW 34 伊東俊
9 有田光希
東京ヴェルディ
GK 1 土肥洋一
DF 19 森勇介
17 土屋征夫 → 3 深津康太(74分)
4 高橋祥平
22 和田拓也
MF 11 西紀寛
8 中後雅喜
23 梶川諒太
36 中島翔哉 → 7 柴崎晃誠(62分)
FW 20 アレックス → MF 50 木島良輔(81分)
9 阿部拓馬