11月8日(木)

プロ野球
 広島の新井貴浩内野手が8日、球団事務所を訪れ、フリーエージェント(FA)申請書を提出してFA宣言を行った。14日から国内外すべての球団と交渉が解禁になる。会見を開いた新井は涙を流しながら、カープ残留の可能性についてきっぱりと否定。阪神などが獲得に乗り出す見込みだ。
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 10年連続Bクラスに沈むチームが大ピンチを迎えた。主砲のカープ決別宣言。既にFA権を行使した黒田博樹に続き、エースと4番を同時に失う可能性がいよいよ高まった。

 会見で新井は地元球団に対する愛情を何度も語ったが、「自らを厳しい環境におき、自分がどう変わっていくか」と最終的には新天地で挑戦する気持ちが上回ったことを明らかにした。また黒田のFA宣言で「すごく不安になった」と、エースの決断も影響を与えたことを認めた。

 新井は広島工高から駒澤大を経て、99年にドラフト6位で広島に入団。02年に28本塁打を放ち、チームを代表する長距離砲に成長した。03年からはFAで阪神に移籍した金本知憲に代わり、チームの4番を務めることが多くなった。05年には初の本塁打王(43本)に輝き、06年以降、2年連続で100打点以上をマークしている。

 争奪戦には既に阪神が名乗りを上げた。星野ジャパンの4番を務める右の大砲はタテジマのユニホームを着るのか。いずれにしても09年の新球場完成を控え、広島市民球場ラストイヤーとなる来季はカープにとって試練の1年となる。


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 カープ危機 球界への警鐘
「広島カープが危機に立たされています。4番の新井とエースの黒田が一斉にFA権を行使して、チームを去る可能性が高くなってきました。これまでも主力選手をたくさんFAで引き抜かれたカープですが、4番とエースが同時にチームを去るということになれば、これは大変な……」<続きは携帯で>


 中日敗れ、日本代表初黒星を喫す 〜KONAMICUP アジアシリーズ2007〜

 8日、アジア一を決める「KONAMICUP アジアシリーズ2007」が開幕した。53年ぶりに日本一となった中日と韓国王者のSKワイバーンズとの対戦は、俊足を生かした攻撃で中日の守備をかき乱し、投げては19歳のキム・グァンヒョンが7回途中まで投げ、中日打線を3安打に抑える好投を見せたSKが6―3で中日に快勝した。
 日本の球団にとってはアジアシリーズ初の黒星を喫した。

 一方、台湾代表の統一ライオンズと中国選抜のチャイナスターズの試合は、中盤までリードを奪われていた統一が、7回に2本のHRなどで逆転に成功し、初戦を白星で飾った。

 明日9日には、SKワイバーンズとチャイナスターズ、中日と統一ライオンズとの試合が組まれている。

 ルーキーのキム・グァンヒョン、7回2/3を3安打の好投!(SK1勝0敗、東京ドーム)
SKワイバーンズ(韓国)     6 = 000102300
中日                3 = 000000210
勝利投手 キム・グァンヒョン(1勝0敗)
敗戦投手 中田(0勝1敗)
本塁打  (中)井上1号2ラン

 統一ライオンズ、3HRで逆転!(統一1勝0敗、東京ドーム)
統一ラインズ(台湾)      9 = 100000602
チャイナスターズ(中国)    5 = 210010001
勝利投手 フィゲロア(1勝0敗)
敗戦投手 シュイ・ジォン(0勝1敗)
本塁打  (統)チェン・リエンホォン1号満塁、2号2ラン、ヤン・セン1号ソロ

 当HP編集長・二宮清純の携帯公式サイト「二宮清純.com」では特集「アジアシリーズ2007」を配信しています。各チームの詳しいプロフィールのほか、試合の内容も詳しくお届けしています。こちらもどうぞ、お楽しみに!

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欧州チャンピオンズリーグ
◆グループF
3人の悪童が躍動! マンUが4連勝で決勝T進出決める
◇11月7日、イングランド・マンチェスター
マンチェスター・ユナイテッド 4−0 ディナモ・キエフ
【得点】
[マ] ジェラード・ピケ(31分)、カルロス・テベス(37分)、ウェイン・ルーニー(76分)、クリスティアーノ・ロナウド(88分)

◆グループE
リヨンが4戦目にして初勝利 決勝T進出に望みつなぐ
◇11月7日、フランス・リヨン
リヨン 4−2 シュツットガルト
【得点】
[リ] ハテム・ベンアルファ(6、37分)、キム・シェルストレーム(15分)、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(90+3分)
[シ] マリオ・ゴメス(16、56分)

バルサが前半の2発でレンジャーズを破る
◇11月7日、スペイン・バルセロナ
バルセロナ 2−0 レンジャーズ
【得点】
[バ] ティエリ・アンリ(6分)、リオネル・メッシ(43分)

◆グループF
ローマが試合終了間際に同点に追いつく
◇11月7日、ポルトガル・リスボン
スポルティング・リスボン 2−2 ローマ
【得点】
[ス] リジソン(22、64分)
[ロ] マルコ・カセッティ(4分)、オウンゴール(90分)

◆グループG
インテルが2点差をひっくり返す逆転勝ち
◇11月7日、イタリア・ミラノ
インテル 4−2 CSKAモスクワ
【得点】
[イ] ズラタン・イブラヒモビッチ(32、75分)、エステバン・カンビアッソ(34、67分)
[C] ジョー(23分)、ヴァグネル・ラブ(31分)

ジーコのフェネルが快勝で2位守る
◇11月7日、トルコ・イスタンブール
フェネルバフチェ 2−0 PSV
【得点】
[フ] オウンゴール(28分)、セミフ・セントゥルク(30分)

◆グループH
セビージャがレナトの2発でベスト16入りに王手
◇11月7日、ルーマニア・ブカレスト
ステアウア 0−2 セビージャ
【得点】
[セ] レナト(25、65分)

アーセナル、スコアレスドローもベスト16入り
◇11月7日、チェコ・プラハ
スラビア・プラハ 0−0 アーセナル