21日、平昌五輪のカーリング女子、日本対スイスが行われた。日本は4-8で敗れたものの、アメリカがスウェーデンに6-9で敗戦。日本の五輪史上初の準決勝進出が決まった。準決勝進出チームは日本の他、韓国、スウェーデン、英国。準決勝は23日に行われる。

 

 日本とスイスの対戦は第1エンド、スイスが最終投でブランクエンドを選択し0-0でスタートした。第2エンドでスイスが2点を先制し、第3エンドで日本が1点を返して1-2。迎えた第4エンド、スキップ藤澤五月は自ガードストーンを利用してスイスのテイクアウトを狙ったもののわずかにストーンに接触するミスショット。スイスのスキップ1投目がハウス中央に入り、ナンバー3までスイスとなった。藤澤は2投目も自ガードに当てハウスに届かず。ここでスイスが4点を追加した。


 5点を追う日本は第5エンドに2点、第7エンドに1点を返したものの、スイスも得点を加えて第9エンドを迎えるところで4-7。日本は有利な後攻だったが、最終投でダブルアウトを果たせず、スイスがナンバー1を確保。第9エンド終了で4-8となったところで、日本はギブアップした。日本の試合後、アメリカがスウェーデンに敗れたため通算5勝4敗の日本の4位が確定。準決勝進出を決めた。

 

 藤澤は予選最終戦を振り返り、「全体的にミスが響いた。特に第2エンド、第4エンドでウエイトの感覚ミスやラインコールのミスがあった。そういうことがあるとやはり相手に決められてしまう。アメリカの敗戦で決まった準決勝進出は複雑だけど、また戦えるチャンスをもらった。今日の試合でも反省点があるので、それをやり直せるチャンスができたと前向きに考えている」と語った。

 

 日本は23日の準決勝で予選1位の韓国と対戦する。