23日、平昌五輪のカーリング女子準決勝、日本韓国が行われた。エクストラエンド(延長)に入ったこの試合、日本は7-8で敗れ決勝進出は果たせなかった。日本は24日の3位決定戦に進みイギリスと対戦。決勝は25日にスウェーデン対韓国で行われる。

 

 予選ラウンドで5勝をあげて波に乗る日本代表のLS北見は、予選8勝1敗とトップ通過の韓国と対戦した。予選ラウンドで韓国に唯一黒星をつけた日本が先攻で第1エンドが始まった。1投目からハウス中央にストーンを置いた韓国に対して、日本は冷静に押し出してナンバー1を確保。その後、ダブルテイクアウトを決められた日本はスキップの藤澤五月がダブルアウトを狙ったが1つのストーンを弾き出したのみ。韓国はナンバー1~4を確保して、日本が最終投で得たナンバー1を最終投で弾き出し3点を先制した。

 

 第2エンドに日本が2点を返し、韓国が第3エンドに1点を追加。2-4で迎えた第4エンド、日本がスキップ藤澤の最終投でナンバー1を奪い返して1点を追加、3-4と日本が徐々に追い上げる展開となった。だが、前半最後の第5エンド、先攻の日本が最後、ダブルテイクアウトを狙ったが弾いたのは1つのみ。韓国が逆にナンバー1をとらえて2点を追加。3-6で前半を終えた。

 

 後半開始の第6エンド、日本は藤澤のスーパーショットで1点を奪うと、続く第7エンドは韓国がブランクエンドで4-6。第8エンドは後攻の韓国が1点を追加して4-7。後がなくなった日本は第9エンドでナンバー1韓国、ナンバー2日本、ナンバー3、4が韓国という状況の最終投でナンバー1とらえて2点追加。6-7と1点差で最終の10エンドを迎えた。

 

 第10エンド、韓国はガードを利用して日本のナンバー1の弾き出しを狙ったがミスショットとなり、逆に日本は藤澤が最終投でナンバー1ストーンを守るガードストーンの位置に。韓国がナンバー1を狙うもストーンは止まらずナンバー2の位置でストップ。日本が1点をスチールし、試合はエクストラエンドに入った。

 

 延長の第11エンド、序盤、日本がガードストーンを置き、韓国がスピードあるショットでダブルテイクアウトを狙う展開。最後は藤澤が韓国のナンバー1を弾き出してナンバー1を確保。だが、韓国の最終投が大歓声の中、ハウス中央に止まり韓国が1点を獲得。この瞬間、日本の3位決定戦進出と韓国の決勝進出が決まった。