メジャーリーグのプレーオフ・ディジョンシリーズは6日、アメリカンリーグでボストン・レッドソックスがタンパベイ・レイズに連勝し、リーグチャンピオンシップ進出に王手をかけた。レッドソックスは初回にデビット・オルティスのソロなどで2点を先行すると、小刻みに得点を追加。追いすがるレイズの反撃を、8回は田澤純一、9回は抑えの上原浩治がいずれも3人で切ってとり、7−4で逃げ切った。上原は2三振を奪う完璧な内容で、ポストシーズン初セーブをあげた。
 もう1カードはオークランド・アスレチックスがデトロイト・タイガースに1−0でサヨナラ勝ちを収め、1勝1敗のタイに持ち込んだ。試合は両先発のタイガースのジャスティン・バーランダー、アスレチックスのソニー・グレイが好投。両チーム無得点で迎えた9回、アスレチックスは無死満塁のチャンスをつくると、スティーブン・ボグトのタイムリーで緊迫したゲームにピリオドを打った。

◇ア・リーグ
 1番・エルズベリーが3安打3得点(レッドソックス2勝、フェンウェイパーク)
タンパベイ・レイズ    4 = 010021000
ボストン・レッドソックス 7 = 20211001×
勝利投手 ラッキー(1勝0敗)
敗戦投手 プライス(0勝1敗)
セーブ   上原(1S)
本塁打  (レ)オルティス1号ソロ、2号ソロ

 グレイ、8回無失点で勝利呼ぶ(アスレチックス1勝1敗、オードットコ・コロシアム)
デトロイト・タイガース     0 = 000000000
オークランド・アスレチックス 1 = 000000001×
勝利投手 バルフォア(1勝0敗)
敗戦投手 アルバカーキ(0勝1敗)