J9年目のシーズンに臨む愛媛FCの2014年の新体制がほぼまとまった。石丸清隆監督2年目となる今季だが、正GKの秋元陽太が湘南ベルマーレへ、第2GKの兼田亜季重がモンテディオ山形へ揃って移籍。昨季チームトップの9ゴールをあげたMF加藤大は期限付き移籍期間満了でアルビレックス新潟に戻り、FW石井謙伍がコンサドーレ札幌、MF東浩史がV・ファーレン長崎、DF園田拓也がロアッソ熊本に移るなど主力選手が大幅に抜け、代わって12選手が入る。
 新加入選手はGK2名、DF4名、MF4名、FWが2名。12名中10名が25歳以下と若手が中心。外国人は今回加入したDFキム・ミンジェ(アビスパ福岡)も含め、韓国人2名のみになった。J2リーグ戦で153試合に出場して通算21ゴールを記録しているFW西田剛がアビスパ福岡から加入し、現在、オマーンで開催中のAFC U-22アジア選手権で日本代表に選ばれているMF原口力が京都サンガF.C.から期限付き移籍する。

 また柏時代の2008年には、デビュー戦で日本人史上初のハットトリックを達成したDF村上佑介がアルビレックス新潟から移籍。愛媛FCジュニアユース、ユースに在籍し、慶応大に進学していたMF近藤貫太が地元でプロとしての第一歩を踏み出す。

 チームは14日から始動し、2月4日からは恒例の鹿児島キャンプに臨む。なお、昨季、愛媛に復帰し、20試合に出場したDF小原章吾は現役引退を表明した。