スポーツ・チャンネルDAZNが15日、都内で新体制に伴う今後の展開を発表した。今年9月に日本で開催されるラグビーワールドカップのハイライト配信、サッカーのイングランド・プレミアリーグの独占配信も決まった。

 

 これまでDAZNはイギリスに本社を置くデジタルスポーツメディア・パフォームコンテンツのひとつのブランドとして展開していた。しかし近年の急成長もありDAZNグループと名称を変更することを発表した。

 

 新体制に伴う名称変更以外に新たなサービス追加も発表された。この9月、日本でアジア初となるラグビーワールドカップが開催される。秋に向けて機運が高まっている中、DAZNでは同大会のハイライト映像の配信が決定した。

 

 欧州主要リーグを放送するなどサッカー配信でも他をリードするDAZN。新たにプレミアリーグ2019-2020シーズンから3年に渡り独占配信が決定した。17-18シーズン当初は毎節最大5試合の配信、18年の2月からライブ配信されていたが、新シーズンより独占配信となるのだ。

 

 今年からは同時に複数の試合観戦ができるマルチスクリーン機能や、試合にまつわる細かなスタッツも紹介される。また、試合のダウンロードも可能になる。DAZNは様々スポーツ観戦を可能にするだけでなく、より深くスポーツを伝えるチャンネルに進化している。今後もスポーツファンを虜にするための仕掛けを展開する。

 

 また、決済方法に新たなシステムが加わった。日本でサービス展開を始めた当初はクレジットカード決済のみだった。今では主要家電量販店や一部コンビニエンスストアで発売されている「DAZNプリペイドカード」、Jリーグクラブ、プロ野球球団より販売されている「DAZN視聴パス」を始め様々な支払い方法がある。ここに2019年1月より、オンライン決済サービス「Pay Pal」での決済も可能となった。同サービスは世界で2億5000万人以上がすでに利用している。クレジットカードやデビットカード、もしくは銀行口座の情報を登録し、IDとパスワードのみで取引が可能になる。DAZNはあらゆる支払い方法に対応し、さらなるスポーツファンの獲得に励んでいる。

 

(文/大木雄貴)


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