昨季賞金王・今平周吾、6バーディーでトップ浮上 ~ミズノオープン2日目~
31日、男子ゴルフ国内ツアー「~全英への道~ミズノオープンatザ・ロイヤル ゴルフクラブ」の第2ラウンドが行われ、昨シーズンの賞金王・今平周吾が8アンダー、単独トップで予選を通過した。2位は6アンダーの金永雄がつけ、1打差の5アンダー3位には永野竜太郎、ディラン・ペリーがつけている。
ミズノオープンは明日から決勝ラウンドに入り、第3ラウンドの総ヤーデージは日本ツアー史上最長の8016ヤードが予定されている。
この日、4位(3アンダー)からスタートした今平は、スタートの1番ホールでバーディをとると3番、6番と前半で3バーディを奪い、後半も10番、12番、13番でバーディとスコアを伸ばした。16番ホールでボギーを叩いたもののトータル8アンダー、悠々の単独トップで2日目を終えた。
「スタートの1番ホール、右に曲げてしまったけどそこからアプローチでリカバリーしてバーディがとれて波に乗れた。昨日、今日と調子は変わらずいいので、このままいい結果を残したい」と、今季初優勝に向けて意気込んでいる。
地元・茨城県神栖市出身ということで大きな声援を浴びたのが大槻智春だ。先週、ツアー初優勝を果たし、ミズノオープンでも好調を維持している。この日は3バーディ、イーブンで周りトータル2アンダー。7位タイで決勝ラウンドを迎える。大槻は16年にザ・ロイヤル ゴルフクラブで行われたチャレンジトーナメント(下部ツアー)で優勝した実績を持つ。ザ・ロイヤルGCのコースについてこう語っている。
「ザ・ロイヤルGCは改修で大きく生まれ変わって、まるで海外のコースのようになった。地元のコースということでも大好きだし、ティーグラウンドからの景色など日本ではないような雰囲気が気に入っている。でも、コースは難しい。フェアウェイにアンジュレーションがあり、さらに距離も長い。そして広くて大きなグリーンなど実力を試されるコース。グリーン中央に置けばバーディがとれる、というような安易なコースではない。しっかりとピンを狙っていかないとバーディはとれない」
アメリカを主戦場とする小平智は1オーバーの33位タイで予選を通過した。一方、欧州をラウンドする谷原秀人は9オーバーで予選落ち。谷原は「久しぶりの日本ツアーでしたが、状態があまり良くなかったので、結果をだけを見ると良くはない……。ゴルフの感覚は決して悪くはないんだけど……」と振り返った。
今年のミズノオープンは昨年よりもラフが短く、多くの選手が「攻めやすくなった」と語っている。だが明日、第3ラウンドは世界基準を標榜するザ・ロイヤルGCの本領が発揮される8000ヤード超のコースセッティングで争われる。ザ・ロイヤルGCとの戦いに挑むトッププロたちの戦いは必見である。
(取材・文・写真/SC編集部・西崎)