日本サッカー協会(JFA)は13日、都内で「子どもの権利とスポーツの原則」賛同発表会見を行い、「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」を発表した。JFAは同原則に賛同した初のスポーツ中央競技団体となった。

 

「子どもの権利とスポーツの原則」は、スポーツにおける子どもの権利を明示したユニセフ初の文書だ。すべての子どもの成長と発達を助ける機会としてスポーツを普及し、スポーツの中で子どもたちが暴力や身体的負担を受けることがないように作られた指針である。

 

「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」は以下の6項目。

1.サッカーにおける暴力・暴言を根絶します(ゼロ・トレランスの実現)。

2.子どもたちをハラスメントから守ります。

3.子どもたちの健康を守ります。

4.良い指導者の養成と有資格指導者を適正に配置します。

5.暑熱環境下等でのサッカー環境を改善します。

6.年齢・性別・障がい・人種に関係なく、サッカーを楽しめる環境を整備します。

 

 JFAの声明を足掛かりに、賛同するスポーツ団体が増えることに期待したい。

 

(文/大木雄貴)