*魚谷が最優秀選手に 〜平成19年優秀選手表彰式典〜

(写真:最優秀選手に輝いた魚谷(右)と最優秀新人の岡崎)
魚谷は賞金獲得額205,374,000円で、初の「最多賞金獲得選手」にも輝いただけでなく、記者投票による「競艇記者大賞」も受賞。“3冠”を達成した。「この賞を励みに、今年も力を出し切りたい」。詰めかけたファン・関係者650人を前に、「SG1勝、GI3勝」と今年の目標を力強く宣言した。
登録翌年から3年以内の新人から選ばれる「最優秀新人選手」は、5月の笹川賞でSG初出場を果たした岡崎恭裕選手が輝いた。初SGの舞台は「ファンのために走れるという感動があった」という。21歳の若者は「こんな賞をもらえるような成績ではなかったが、もっとGI、SGで経験を積んでいけたら」と今後の飛躍を誓った。
3年ぶりに「最多勝利選手」の栄冠を手にしたのは、木村光宏選手。1着回数137回は歴代2位の記録とあって、「今年1年、お客様を一番笑顔にした賞だと思っている。胸を張って帰りたい」と喜びを口にした。勝率8.41で「最高勝率選手」となった服部幸男選手は「(最高勝率は)縁がないと思っていた。自分でもできるという実感が沸いてきた」。平成9年に最優秀選手など“3冠”を達成して以来、10年ぶりの晴れの舞台で自信を深めていた。
また昨年7月に電撃的に引退を表明した植木通彦氏には「特別功労賞」が授与された。「選手は一生懸命やっているが、競艇を知らない人が多いのにビックリした。走ることはできないが、より多くのお客さんにきていただいて、楽しい競艇になるよう力を尽くしていきたい」。ボートを下りても、“艇王”は精力的に競艇の普及に努めている。現役時代のファンや家族の支えに感謝するとともに、第2の人生もボート界に恩返しする決意を新たにしていた。

表彰された選手は以下の通り。
<平成19年優秀選手>

最優秀新人選手 岡崎恭裕(福岡) 初
最多賞金獲得選手 魚谷智之(兵庫) 初
最高勝率選手 服部幸男(静岡) 初
最多勝利選手 木村光宏(香川) 3年ぶり2回目
優秀女子選手 寺田千恵(岡山) 6年ぶり3回目
競艇記者大賞 魚谷智之(兵庫) 初
特別賞 湯川浩司(大阪) 初
特別功労賞 植木通彦