25日、日本サッカー協会(JFA)は昨年11月に脳梗塞で入院したイビチャ・オシム前日本代表監督が退院したと発表した。今後は自宅に戻り、週1、2回の頻度で通院してリハビリを続ける。
 なお、オシム氏は退院にあたって次のようにコメントを寄せた。
「このほど入院治療から“解放”されるにあたり、これまでご支援、激励を寄せて下さった日本全国および世界各地のサポーター、日本サッカー協会をはじめとする全ての皆様にあらためてお礼申し上げます。
 とりわけ私の生命を救って下さった順天堂浦安病院、帰宅できるまでに回復を助けて下さった初台リハビリテーション病院の医師、看護士、スタッフの方々には私個人と家族一同より心から感謝いたします。プロとして適切な処置、治療をして下さり、私のような重傷の場合でも、助言に耳を傾け、規則正しく規律ある努力を続ければ社会復帰できるということを身をもって証明しました。(といっても、集中治療やリハビリを受けるような病気になるようにお勧めするわけではありません)。
 私個人はこれからもリハビリトレーニングを続けてまいりますので、今後ともご支援をお願いします。
 FIFAワールドカップ2010年大会の予選、北京オリンピックでの健闘と幸運を祈ります。日本サッカーの進歩は常に私の関心事ですから。応援しています。
 また、みなさまには次のようにお願いします。
 スタジアムに足を運び、選手たちに大いにプレッシャーをかけて下さい。もっと走れ、もっとプレースピードを速くしろと。そして選手たちが良いプレーをした時には大きな拍手を与えて下さるように」
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