24日、日本サッカー協会(JFA)とアディダスジャパン株式会社は都内で会見を開き、南アフリカW杯予選で使用する日本代表のオフィシャルユニホームを発表した。26日の国際親善試合チリ戦で初めて使用され、2月からの3次予選と9月からの最終予選で着用される。
(写真:左から、アウェー用を着たMF遠藤保仁、岡田監督、ホーム用を着たDF中澤佑二)
 以前より明るさの増したホーム用のユニホームは、前面に金色のラインが入っているのが特徴。襟の部分には黄色と赤色が配されている。アウェー用は襟と袖口の赤色がアクセントになっている。

 機能面では、究極の吸水速乾性と軽量を兼ね備えた「ファブリックエックス」というアディダス社の最新技術が使われた。この技術はオフィシャルユニホームでは日本代表にのみ投入されている。従来に比べ、吸水力が2倍に上がり、軽量性が20%アップした。

 新ユニホームに袖を通したMF山瀬功治(横浜)は「薄さ、軽さに驚いた。これだけ軽いものを着てプレーできれば、負担が少ない」と語り、MF中村俊輔は「このユニホームであれば、汗の吸収や乾くのが早い。(ハーフタイムで)わざわざ着替えないですむので、湿気の多いアジアでの試合でプレーに集中できる」と欧州からコメントを寄せた。

 また、女子日本代表とフットサル日本代表は独自のデザインとなった。女子日本代表のユニホームはピンクが特徴で、袖の部分にはなでしこの花が染めこまれた。フットサル日本代表のユニホームは、試合の行われるブルーのスポーツコートに映えるようにエレクトリシティー(蛍光イエロー)が使われている。会見に出席したフットサル日本代表の稲葉洸太郎は「フットサルというスポーツのために特別につくって頂き、嬉しい。(フットサルは)本当にこれからのスポーツだから、(新ユニホームが)アピールになる」と喜びを語っていた。
(写真:新ユニホームを着た女子日本代表MF澤穂希<右>)
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