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金子達仁「春夏シュート」

“サッカー視聴新時代”どうしても抵抗がある

 出版社でアルバイトをするようになった30年前、執筆して下さっている方の自宅なり会社なりに出向き、原稿を受け取るのは新米バイトの重要な仕事だった。自宅にファクスがある方はまだ少数派で、原稿のほとんどは
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金子達仁「春夏シュート」

日本とイングランド心配な共通点

 ドイツにはない。スペインにもない。イタリアにも、フランスにも、ポルトガルにも、オランダにもないのに、イングランドにはある。 何か、お分かりだろうか。 この欄でも何回か書いてきたが、わたしは、GKとは
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金子達仁「春夏シュート」

スペインであっても「2部」ではもう物足りない

 驚いた。色んな意味で。柴崎の移籍について、である。 まず驚いたのは、最終的に落ち着いたのが2部のテネリフェだったということ。まさか、わたしが新婚旅行で行った島を選ぶとは……なんてことでは全然なく、2
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金子達仁「春夏シュート」

日本サッカーを変えてきた“新参者”の勢い

 既視感がある。子供のころに1回。20代のころに1回。この感覚は、わけもわからず、ただドキドキしていたあのころとよく似ている。 デットマール・クラマーさんの提言によって創設されたかつての日本サッカーリ
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金子達仁「春夏シュート」

日本のライバルになり得る東南アジア

 W杯の本大会出場枠が増える。アジアの枠も増える。ということは、今までよりも本大会出場は簡単になる――と考えたに違いない。80年代から90年代の中東勢は。 20世紀終盤、アジアのサッカーのリーダーは間
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金子達仁「春夏シュート」

“ドーハ”の痛みはいつか川崎Fの歓喜に変わる

 いい決勝戦だった。もちろん、天皇杯のことである。 鹿島のしたたかさ、勝負強さは感嘆に値する。12月のチームを牽引した金崎の姿はベンチにすらなく、クラブW杯で世界的注目を集めることになった柴崎も、好調
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金子達仁「春夏シュート」

Jが渇望していた鹿島への無邪気な期待

 長野県諏訪市に住むわたしのいとこは、熱狂的な松本山雅のファンである。社会人になるまで、それほどサッカーに関心がなかったはずなのに、なぜアウェーゲームを追いかけるまでにハマってしまったのか。「やっぱり
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金子達仁「春夏シュート」

鹿島の死闘は日本サッカーを変える

 ナシオナル・モンテビデオ対ノッティンガム・フォレスト。ビクトリーノ対フランシス。ロドリゲス対シルトン。世界最高峰のストライカー対決と、同じく最高峰の守護神対決。第1回のトヨタカップは、高校生だったわ
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