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金子達仁「春夏シュート」

U20日本代表は「劇薬」に手を出す段階ではなかった

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 20歳はもう若くない。サッカーの世界でそう言われ始めて久しい。 確かに、欧州にせよ南米にせよ、20歳でプロ契約できていない選手が大成する可能性はほぼゼロに等しい。ほとんどの国のサッカー選手にとって、
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金子達仁「春夏シュート」

Jリーグに欠けているオランダ的な発想

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 サウジアラビアがアルゼンチンを食った。日本がドイツとスペインを倒した。これぞ「番狂わせ」。もともとは「番付が下の力士が上位に勝つ」というところから来た言葉らしい。 日本語の「番狂わせ」にせよ、英語の
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金子達仁「春夏シュート」

「外国人と審判」の関係も30年で大きく進歩

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 28年前の出来事をまるで江戸時代のように感じていたこともあったのに、57歳にとっての30年前は、手を伸ばせば届きそうな感覚さえある。 ただ、ずいぶんと遠くまできたのは間違いない。日本はW杯の常連とな
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金子達仁「春夏シュート」

Jに波及効果なければACLに厳しく

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 住友金属にはジーコがいる。リネカーに触手を伸ばしている所もあるらしい。ウチも負けてはいられない。きっと、そんな集団心理が働いたがゆえに、ディアスやリトバルスキーが日本へ来ることになったのだろう。 我
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金子達仁「春夏シュート」

冷ややかな眼差しが誹謗中傷を減らす?

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 ハラスメント、という言葉に出合ったことのことを思い出してみる。 第一印象は「はあ?」だった。職場で性的なジョークを言ったら「セクハラ」。上司が部下を厳しく𠮟ったら「パワハラ」……こんなもん、長くは続
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金子達仁「春夏シュート」

世界の強豪クラブの「敵陣保持率」からもヒントを

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 野球の監督とサッカーの監督。どちらも「監督」という言葉で表現されているとはいえ、求められる資質や条件はずいぶんと違う。「データ」との付き合い方もしても、また然り。 野球の場合、データとは現場が求める
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金子達仁「春夏シュート」

気になる日本の敵地での保持率

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 前日の本紙「水曜Jトピ」が興味深い特集をやっていた。「支配率の低いチームが上位に――昨年W杯の日本ばり!? 逆転現象」 タイトルから内容は想像していただけるだろうが、ここまでのJ1で上位につけている
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金子達仁「春夏シュート」

指先1本でチームに打撃……嫌な時代

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 きっと、ゴキブリのようなものなのだろう。全面的に、駆除をしたと思ったら、またぞろ湧いてくる。その生命力は相当にしぶとい。 人種差別のことである。 阪神戦で被弾したDeNAのエスコバー投手が、人種差別
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金子達仁「春夏シュート」

満員の敵地で欧州勢とテストマッチを

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 もう十分だ、という声も上がっていると聞いた。いまなお続くテレビのWBC狂騒曲。わからないではない。あれは、野球を、スポーツを超えて、日本史上に残る快挙だった。個人的には「もっともっとやって」な気分で
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金子達仁「春夏シュート」

WBCで痛感 国内リーグの重要性

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 第1回のWBCに勝った。第2回大会では連覇をなし遂げた。では、どれだけの日本人が、あるいいは米国人が思っただろうか。 日本の野球は世界一。 わたしには思えなかった。 理不尽な判定や、スポーツに政治を
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