ビックカメラ高崎&豊田自動織機、接戦制しDS進出 ~JD.LEAGUE~

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 10日、女子ソフトボールリーグの「ニトリJD.LEAGUE2025」プレーオフ2ndステージが愛知・パロマ瑞穂野球場で行われた。東地区2位のビックカメラ高崎ビークイーンが同3位のホンダリヴェルタを7-6で下した。西地区2位の豊田自動織機シャイニングベガがワイルドカード(東地区4位)の日立サンディーバを2-1で破った。勝った両チームは15日からスタートする東京・ジャイアンツタウンスタジアムでのダイヤモンドシリーズ(DS)に進出。ビックカメラ高崎は東地区1位の戸田中央メディックス埼玉、豊田自動織機は西地区1位のトヨタレッドテリアーズと対戦する。

 

(写真:3季ぶりの優勝を目指すビックカメラ高崎 ©JD.LEAGUE)

初回に猛打爆発

 ビックカメラ高崎は最終回にホンダの猛反撃に遭ったが、何とか逃げ切り、4年連続のDS進出を決めた。

 

 ビックカメラ高崎は上野由岐子、ホンダはアリー・カーダの両先発でスタートした試合は初回に動いた。上野はフォアボールを出したものの、ゼロで凌いだのに対し、カーダはビックカメラ高崎打線につかまった。

 

(写真:初回に先制3ランを叩き込んだ炭谷 ©JD.LEAGUE)

 打線はヒットと四球で一、二塁のチャンスをつくると、4番の炭谷遥香がフルカウントからレフトへ大きな当たりを放った。打球は悠々フェンスを越えた。さらに5番の川村理沙がヒット、6番の我妻悠香が四球で続き、7番の工藤環奈がセンターフェンスオーバーの3ラン。一挙、6点のビッグイニングとなった。

 

 2回以降は上野、ホンダ2番手の新宮歩の好投で、スコアボードに「0」が並ぶ。再びスコアが動いたのは5回裏、ホンダの攻撃だ。2死一塁で1番の塚本蛍の打球はふわりとセンター方向へ。強風にあおられ野手が捕球できずポトリと落ちた。一塁ランナーが還り、ホンダが1点を返した。

 

 6回裏に1点を追加したビックカメラ高崎。岩渕有美監督は7回表のピッチャーズサークルに勝股美咲を送った。しかし勝股は制球が定まらず、3者連続四球で塁を埋めた。

 

 リエントリーで上野が再登板。塚本に2点タイムリー二塁打、川畑瞳に犠飛、大川茉由にタイムリーを浴び1点差まで詰め寄られた。それでも上野が、2者連続三振に仕留め、追いつくことを許さなかった。「最後は苦しい展開になりましたが、勝ち切ることが大事。このままダイヤモンドシリーズに繋いでいきたいと思います」と岩渕監督。次戦のセミファイナルは今季リーグ戦3戦全敗の戸田中央が相手だ。

 

“堅守足攻”

 西地区優勝でリーグ2連覇中のトヨタへの挑戦権を得たのは豊田自動織機だ。前日、ワイルドカードで西地区3位の伊予銀行ヴェールズを破った日立を相手に競り勝った。

 

(写真:リーグ初優勝へ、3度目のDSに臨む豊田自動織機 ©JD.LEAGUE)

 強風で外野フェンスがたびたび倒れるハプニングもあったが、豊田自動織機は持ち味の堅守、そして足を絡めた攻撃で優位に立った。2回表、先発のダラス・エスコベドが無死一、二塁のピンチを招いたが、続く送りバントをチャージしたサード大平あいが三塁に送球し、封殺。ベースカバーに入ったショート竹中真海が素早く一塁に送ってダブルプレーに仕留めた。

 

 すると、その裏、先頭の5番・佐藤友香がヒットで出塁。次の池上桃花の初球で二盗に成功した。池上はレフト方向ファウルゾーンに飛んだフライを保谷蓮にスライディングキャッチされた。その瞬間、佐藤はタッチアップで三塁を陥れようとした。慌てた保谷の送球が一塁側に逸れる間、佐藤はホームイン。豊田自動織機が足を絡めた攻撃で1点を先制した。

 

 4回表にエスコベドが7番の堀口佳乃に一発を浴び、同点に追いつかれたが、すぐさま打線が援護した。再び佐藤の機動力が生きた。佐藤が右前ヒットで出塁。続く池上の打球が左中間を破った。佐藤は三塁を回ったところで一旦ストップし、帰塁しかけたが、日立の中継プレーが乱れたため、本塁に還った。

 

 再びリードをもらったエスコベドは5回表に2つの四球で1死一、二塁のピンチをつくったが、3番の杉本莉緒、4番の山内早織を三振に切って取った。6回表2死からは山下千世に譲った。山下は塁を埋めるも6回をゼロで抑えると、7回も味方の好守にも助けられ、試合を締め括った。

 

(写真:俊足を生かして全2得点をあげた佐藤 ©JD.LEAGUE)

「1球にかける思いが(7回にフライを好捕した)竹中にしても、(佐藤の)タッチアップにしても感じられた。身体を張って点数を取りにいくという気持ちが表に出ていたと思います」と永吉監督。セミファイナルのトヨタ戦は「投手戦を予想」と見ている。指揮官は「勝ち方はどうでもいい。相手よりも1点を多く取っている試合を見せられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と語った。

 

(文/杉浦泰介、写真/©JD.LEAGUE)

 

BS11ではダイヤモンドシリーズ・セミファイナルの戸田中央メディックス埼玉vs.ビックカメラ高崎ビークイーン戦を11月15日20時~、同ファイナルを16日19時~放送します。解説は元日本代表監督の宇津木妙子さんが務めます。こちらもぜひご視聴ください。

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