ジャパン、フランスらと同組 ジョーンズHC「今はプール戦3試合のことだけ考えている」 ~2027年W杯オーストラリア大会抽選会~
3日、ラグビーワールドカップ2027オーストラリア大会の組み合わせ抽選会がシドニーで行われた。世界ランキング12位の日本代表(ジャパン)はプールEに入り、同5位のフランス代表、同16位のアメリカ代表、同19位のサモア代表と同組となった。
抽選会直後、都内で会見に出席したエディー・ジョーンズHCは「ドローは自分たちの対戦相手が明確になったということ以外何もない。今は3チームのことだけを考えている。また初戦の相手が決まったら、そこに意識を持っていきたい」と所感を述べた。来年2月上旬には日程が発表される予定。初戦の相手もそこで明らかになる。
同組となったフランス、アメリカ、サモアとはそれぞれ1分け13敗、12勝1分け13敗、7勝12敗と対戦成績で負け越している。だが分が悪いとも言い切れない。3チームとの直近の試合では全てジョーンズHC体制2期目に入ってから。フランスには、2024年11月に12―52で敗れているものの、アメリカ(25年9月=47―21)とサモア(24年=49―27)にはパシフィックネーションズカップで対戦し、勝利している。印象で言えば、“天国”でも“地獄”でもない。
今大会は6つのプールに4チームずつ分けられる。各組上位2チームと、3位の成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。ジャパンは目標をベスト4に掲げているが、指揮官は決勝トーナメント以降の皮算用はせず、あくまで目前の戦いに注力する。
「今回が私にとって5度目のワールドカップとなります。ワールドカップの戦いについては多少知っているつもり。目の前の試合に集中するだけ。あまり先を考え過ぎるべきではない。2015年は幸運にも南アフリカが最初の対戦相手でしたので、南アフリカに集中できました。例えばサモアが初戦になった場合、フランスのことばかり対策するのは理に適っていない」
2年後を見据え、強化を進める。ポイントを「キックとディフェンス」に挙げる。
「キックが2027年大会ではカギを握る。ルール変更がない限りは重要視されるはず。効果的にキックを蹴り、ボールを再獲得する。そこから素早くアタックしていくことがキーポイント。その逆でキックのディフェンスもできないとダメ。クリーンキャッチの獲得率は30%。ディフェンスシステムを構築して、その確率を上げることで勝機が見えてくる。あとは全体的なディフェンスも強化し、手強いチームになっていきたい」
未踏の地、ベスト4へ。「ワールドカップでの“ザ・チーム”になりたい。その結果、トップ4に入れたら素晴らしいと思います。それを達成するために2年間、やるべきことをやり尽くしたい。選手たちは今以上の力を発揮しなければ達成できない。並大抵のエフォートではダメ。ただ、できない理由はないと思っている」と語った。
【プールA】
ニュージーランド、オーストラリア、チリ、香港
【プールB】
南アフリカ、イタリア、ジョージア、ルーマニア
【プールC】
アルゼンチン、フィジー、スペイン、カナダ
【プールD】
アイルランド、スコットランド、ウルグアイ、ポルトガル
【プールE】
フランス、日本、アメリカ、サモア
【プールF】
イングランド、ウェールズ、トンガ、ジンバブエ
(文・写真/杉浦泰介)