第312回 バンタム級王者サバテロの初防衛戦が決定! 挑戦者は勢いに乗る後藤丈治 4・12福岡『RIZIN LANDMARK 13』

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 4月12日、福岡マリンメッセA館『RIZIN LANDMARK 13』の主要対戦カードが決定した。今日(2月13日)開かれた記者会見で発表された試合は以下の通り。

 

(写真:昨年大晦日、井上直樹を破りRIZINバンタム級のベルトを腰に巻いたサバテロ ©RIZIN FF)

▶バンタム級(61キロ以下)タイトルマッチ

ダニー・サバテロ(王者/米国)vs.後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)

▶ライト級(71キロ以下)

堀江圭功(ALLIANCE)vs.パトリッキー・ピットブル(ブラジル)

▶フェザー級(66キロ以下)

萩原京平(SMOKER GYM/ TRIBE TOKYO MMA)vs.アバイジャ・カレオ・メへウラ(米国)

▶フェザー級(66キロ以下)

摩嶋一整(毛利道場)vs.ジェームズ・ギャラガー(アイルランド)

▶フライ級(57キロ以下)

神龍誠(ATT)vs.エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)

▶女子スーパーアトム級(49キロ以下)

浜崎朱加(フリー)vs.ナターシャ・クジェティナ(ロシア)

▶ライト級(71キロ以下)

天弥(和術慧舟會HEARTS)vs.ヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)

 

 これに加えフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の参戦も決定、対戦相手は未定だがタイトルマッチが組まれる方向で調整中とのこと。ほかオープニングファイト4試合も行われる。

 

吠えまくった新王者サバテロ

 豪華カードが揃った。

 どれも興味深いが、ここではサバテロの初防衛戦となるバンタム級タイトルマッチに触れておきたい。

 レスリングをバックボーンに持つサバテロは、米国の格闘技団体Bellatorなどで活躍してきた32歳の気鋭で17勝(4KO&5一本)4敗1分けの戦績を誇る。2023年7月のRIZIN初参戦(『超RIZIN.2』)ではマゴメド・マゴメドフ(ロシア)に一本負けを喫するも、昨年5月に再参戦してからは3連勝。

 昨年大晦日『RIZIN師走の超強者祭り』では井上直樹(Kill Cliff FC)にも、2-1のスプリットながら判定で勝利し、第8代バンタム級王者となった。

 

(写真:王者サバテロはリモートで記者会見に出席 ©RIZIN FF)

 対戦カード発表会見にサバテロはリモートで出席。そして、大いに吠えている。

「自分はいま、この美しいベルトとともにアメリカにいる。このベルトはアメリカからほかに渡ることはない。なぜならばゴトウはビッチだから。俺はこのベルトを87回防衛する。ゴトウは一人目の餌食だ」

 

 そう話すサバテロに対して後藤が返す。

「あなたは87回防衛すると言っていますが、それなら私はあなたを88回倒します。チャンピオンでいられる時間を存分に楽しんでおいてください」

 

 ここから王者は、さらに吠えた。

「お前のトラッシュトークは、お前のファイトスキルと同じくらい酷い。RIZINで5戦全勝していることは知っているが、大したことはないな。前回のホセ・トーレスとの試合を見たが遅くてパワーもなく、グラップリングもストライキングも上手くない。そんなお前が俺に勝てるわけがないだろう。チャンスはゼロに近い。この弱い相手にフクオカの大観衆の前で大恥をかかせてやる!」

「自分はチャンピオンになった。喜びと同時にその責任も強く感じている。だからこそ次はフィニッシュする。自分のスネをゴトウの頭蓋骨に当てて失神させてフクオカで勝利パーティを開く!」

 

凄絶な削り合い必至

 挑戦者の後藤は、北海道出身の29歳、パンクラス、修斗などでキャリアを積んできたオールラウンダーだ。戦績19勝(9KO&4一本)8敗ながら、RIZINでは5連勝中。昨年は鹿志村仁之介(Battle-Box)、中島太一(ロータス世田谷)、ホセ・トーレス(米国)に勝利した。

 

(写真:RIZIN6戦目にしてタイトルマッチに挑む後藤 ©RIZIN FF)

 サバテロからの煽りに対しても冷静に対処。

「自分が一番だと思うメンタリティは大事。ただ『相手を下げて自分を上げるような男はダサい』と自分は母親から教わった。ダサい男にはなりたくない。チャンピオンに相応しいのはどっちだろう。彼ではないと思う」

 そう口にし、自信を漂わせた。

 

 果たして勝つのはどっちだ!?

 この一戦は予想が難しい。サバテロも口ほどの絶対王者ではなく両者の実力は拮抗している。最終ラウンドまで目が離せぬスリリングな判定勝負になるのではないか。互いにスタイルはアグレッシブ、凄絶な削り合いが繰り広げられよう。楽しみに待ちたい。

 

 ちなみに今年のRIZIN開幕戦は3月7日、東京・有明アリーナ大会(『RIZIN.52』)。そして、この日の会見で5月10日に兵庫・GLION ARENA KOBE『RIZIN.53』が開催されることも発表されている。

 

 

<直近の注目格闘技イベント>

▶2月14日(土)、東京・後楽園ホール/「SHOOT BOXING 2026 act.1」笠原友希vs. タリソン・フェレイラほか

▶2月15日(日)、東京・後楽園ホール/「KNOCK OUT.61」REDライト級タイトルマッチ、久井大夢vs.ゴンナパー・ウィラサクレックほか

▶2月18日(水)、東京・後楽園ホール/「Lemino修斗.3」シンバートル・バットエルデネvs.齋藤奨司ほか

▶2月23日(祝・月)、東京・後楽園ホール/「RISE 196」フライ級王座決定トーナメント決勝、棚澤大空vs.松本天志ほか

▶2月23日(祝・月)、東京・竹芝ニューピアホール/「DEEP TOKYO IMPACT 2026 1st ROUND」&「DEEP JEWELS 52」神田コウヤvs.山田聖真ほか

▶2月23日(祝・月)、大阪・176BOX/「GLADIATOR 034」上田祐起vs.キム・ウンソンほか

▶2月28日(土)、東京・後楽園ホール/ 「Krush.187」石田龍大vs.ク・テウォンほか

 

 

 

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>

1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『プロレスが死んだ日。』(集英社インターナショナル)『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『伝説のオリンピックランナー“いだてん”金栗四三』『柔道の父、体育の父 嘉納治五郎』(いずれも汐文社)ほか多数。

連絡先=SLAM JAM(03-3912-8857)

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