りくりゅう、フリー世界歴代最高得点で金! ~フィギュアスケート個人戦・ペア~

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 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペア・フリースケーティング(フリー)が16日(日本時間17日未明)に行なわれた。 “りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組(木下グループ)はショートプログラム(SP)で73.11点の5位だったが、フリーでは世界歴代最高得点を更新する158.13点で1位。SPとフリーの合計を231.24点とし、日本人ペア史上初となる五輪個人戦での金メダルを獲得した。銀メダルはアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ組(ジョージア)が、銅メダルはミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン組(ドイツ)が手にした。

 

 15日(日本時間16日未明)のSP、りくりゅうはリフトで呼吸が合わず、痛恨のミス。得点源であるリフト技の評価はレベル4がマックスのうち、レベル2。団体戦のSP時と比較し、この技で6点を落とした。SPは今季ワーストの73.11点だった。

 

 木原は背中と左腕を広げることにより三浦を支え、彼女を落とさなかった。三浦は慌てて降りようとしなかったため、大きなケガに繋がる落下を避けた。そういったこともあってりくりゅうは、SP首位のハーゼ/ボロディン組(ドイツ)を6.9点差、2位のメテルキナ/ベルラワ組(ジョージア)を2.34点差、ペレイラ/ミチャード組(ジョージア)を1.49差で追える位置につけた。

 

 最終グループの1つ前の第3グループ(全体16組中12番滑走)での登場となったりくりゅう。フリーでは、三浦はピンクとグレーにラメ入り、木原は黒とグレーの衣装で映画「グラディエーター」を演じた。

 

 りくりゅうは冒頭の3回転ツイフトリフト、3回転トーループ+ダブルアクセル(2回転半)+ダブルアクセル(同)、グループ5アクセルラッソーリフトを丁寧に成功させた。スロー3回転ルッツ、サイドバイサイドの3回転サルコーの着氷は見事だった。グループ5リバースラッソーリフトはスピード感を保ったまま披露。最後のジャンプとなるスロー3回転ループは安定感があった。コレオシークエンスでは、三浦は笑顔を見せた。

 

 木原が三浦を掲げフィニッシュポーズ。ノーミスの演技を披露したふたりは抱き合った。三浦が涙を流す木原の頭を撫でるシーンも見られた。

 

 ふたりはキスアンドクライで手を取り得点発表を待つ。フリーでの世界歴代最高得点となる158.13点を記録し、暫定トップに立った。

 

 最終グループのメテルキナ/ベルラワ組(ジョージア)はフリー146.75点、合計221.75点。ハーゼ/ニキータ・ボロディン組(ドイツ)フリー139.08点、合計219.09点。

 

 この結果、りくりゅうがSPから6.9点差を逆転し、表彰台の真ん中に立った。日本人ペア史上初となる個人戦でのメダルの色は、金色となった。

 

(文/大木雄貴)

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