東芝ブレイブルーパス東京、シムズ新体制で始動 ~リーグワン~

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『ジャパンラグビー リーグワン』の東芝ブレイブルーパス東京が23日、東京・府中事業所で定例会見を行ない、トッド・ブラックアダーHCの退任を発表した。2026-27シーズンはFWコーチのジョシュア・シムズ氏が昇格し、指揮を執る。ブラックアダー氏はアドバイザー兼ハイパフォーマンスディレクターに就任する。

 

 薫田真広社長兼GMはブラックアダーHCから「組織が持続可能に、より発展していくためには自分が代わることがベスト」と辞任の申し出があったと説明。
「トッドに関しましては、これまで皆様方もよくご存知だと思いますが、我々が低迷していた時期にしっかりベースアップをしてもらい、リーグワン初優勝、そして連覇したHCとしての手腕、また人柄を高く評価しています。これまでのインターナショナルな経験も我々としては高く評価しておりまして、トッドに今後、我々が発展し続けるために力を貸してほしいということで、議論を重ね、アドバイザー兼ハイパフォーマンスディレクターに就任します。これは強化云々というところだけでなく、経営に対してもアドバイスをしてほしいと思い、協力を仰ぎました」

 

 ブラックアダー前HCはチームを通じ、「3連覇の目標を掲げた25-26シーズンの結果を真摯に受け止め、チームがさらなる前進をし、新たな成長を遂げるためには変化が必要と考え、HCの役割を退くことを決めました」とコメントを寄せた。今後は母国ニュージーランドを拠点とし、「クラブ全体の発展に私自身の経験を注いでいきたい」と新役職への意気込みを語った。

 

 7季チームを率いたブラックアダー前HCからバトンを受け取ったシムズ新HCは、会見に出席し、「伝統あるクラブのHCを任され、大きな責任を感じている」と語り、こう続けた。
「一緒にやっていくことになる選手、スタッフみんなからかけていただいている信頼というものを、しっかり自分のフォーマンスを持って返せるように邁進していきたい。このような大きな役割を与えていただいた。もちろん当然のようにハードワークをしますし、チームのための献身を怠らずに、クラブを代表して素晴らしいパフォーマンスを出せるような組織をつくっていきたいと思います」

 

 王座奪還に向け、スーパーラグビー・パシフィックでプレーしたLOワーナー・ディアンズ、HO原田衛に加え、三重ホンダヒート(現・栃木ホンダヒート)からSO中尾隼太が帰ってくる。リーグワン2連覇を支えたSOリッチー・モウンガらカテゴリーCの3選手は退団するが、新たにオーストラリア代表14キャップ&スコットランド代表33キャップのFLジャック・デンプシー、ニュージーランド代表30キャップのCTBデイヴィッド・ハヴィリ、南アフリカ代表15キャップのFBアフェレレ・ファッシが加わる。また、この日、元ニュージーランド学生代表のPRジョセフ・ギャビガン、マオリ・オールブラックスとして2025年に来日したCTB/WTBジョナ・ロウの加入も発表された。

 

 薫田社長兼GMは会見で「我々が世界にどうチャレンジしていくか。それを念頭に置いて体制を変えました」と説明。「特にチーム編成について、経営層が直接意見を言えるようにしていきたい。より判断のスピードを上げていく」と口にした。アジア市場、世界市場にも打って出る構えだ。星野明宏副社長は「元々4年前からアジアプロジェクトをやっていて、来週、私はマレーシアに行きます。その前、松田(努)さんがタイに普及活動に行きました。Jリーグがやっていたアジア、世界戦略を追いかけてく。近い将来、アジアの選手を練習生で受け入れたりすることも計画しています」。世界有数のクラブを目指し、歩みを止めるつもりはない。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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