智弁和歌山、5年ぶり4回目の夏Ⅴ ~第108回全国高校野球選手権大会第15日~
第108回全国高等学校野球大会決勝の健大高崎(群馬)対智弁和歌山(和歌山)の一戦が22日、兵庫甲子園球場で行なわれ、智弁和歌山が4対3で勝利し、5年ぶり4回目となる夏の全国制覇を達成した。
◇決勝
智弁和歌山・山下、甲子園11試合全て安打を記録
健大高崎(群馬)
3=000|010|020
4=020|000|02X
智弁和歌山(和歌山)
本塁打(健)石田雄1号2ラン
5年ぶり4回目の優勝を目指す智弁和歌山か、夏の初優勝を狙う健大高崎か。
スコアが動いたのは2回裏・智弁和歌山の攻撃だった。一死から7番・川原一将がセンター前ヒット。シングルヒットかと思われたが、川原が積極的な走塁で二塁まで進塁。一死2塁の好機で山下光平がセンターオーバーのタイムリースリーベースヒット。智弁和歌山が先制した。なお、このヒットで山下は2年生から甲子園に出場している全ての試合(11試合)で安打を記録した。さらに1番・長友悠成がライトへタイムリーを放ち、智弁和歌山がリードを2点に広げた。
健大高崎は5回表、一死3塁の場面で1年生の狩野蓮義が一塁線を鋭く破るタイムリーツーベースを放ち、1点差に詰め寄った。
大きく試合が動いたのは8回だった。
表の健大高崎の攻撃。9番・狩野がセンターへのヒットで出塁。セカンドゴロの間に進塁して、一死二塁のチャンスで打席には2番・石田雄星。カウント1-1から強振すると打球は甲子園の浜風を切り裂くようにぐんぐんと伸び、ライトスタンドへ突き刺さるツーランホームラン。健大高崎がキャプテンの一振りで3対2と逆転した。
裏の智弁和歌山の攻撃。デッドボールとポテンヒット、送りバントを絡めて一死2、3塁と大きなチャンスをつくった。7番・川原がスクイズをきっちりと決めてスコアをタイに戻した。さらに8番・山下の打席で健大高崎のバッテリーエラーの間にサードランナーが生還し、智弁和歌山が再逆転に成功した。
9回表、智弁和歌山の久葉 亮太が投げては0に抑えてゲームセット。智弁和歌山が夏の王者に輝いた。
(文/大木雄貴)