19日、プロ野球のセ、パ両リーグが開幕した。当初は3月20日に開幕の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期が繰り返され、この日、3カ月遅れのプレーボールとなった。

 

 セ・リーグは巨人対阪神(東京ドーム)、横浜DeNA対広島(横浜)、東京ヤクルト対中日(神宮)、パ・リーグは埼玉西武対北海道日本ハム(メットライフ)、福岡ソフトバンク対千葉ロッテ(ペイペイ)、オリックス対東北楽天(京セラ)のカードが行われ、セ・リーグは巨人、広島、中日、パ・リーグは西武、楽天、ソフトバンクがそれぞれ勝利した。

 

 今季のプロ野球は、コロナ禍の下、セ・パ交流戦が中止となり、120試合制で行われる。クライマックスシリーズ(CS)はセ・リーグは実施せず、パ・リーグは1位チームと2位チームが対戦するファイナルステージのみを行う。パCSは1位チームに1勝のアドバンテージが与えられ、3勝で日本シリーズ出場権利を得る。また今季は特別ルールの「感染防止特例2020」が設けられ、延長戦は10回で打ち切り。出場選手登録は31人に(従来は29人)、ベンチ入り人数は25人からひとりプラスの26人に拡大された。また、トレードなど選手補強期限は7月31日から9月30日に変更されている。

 

 

6月19日(金)
◇セ・リーグ
 巨人、通算6000勝(巨人1勝 東京ドーム)
阪神 2 = 001|010|000
巨人 3 = 000|100|20×
勝利投手 菅野(1勝)
敗戦投手 岩崎(1敗)
セーブ デラロサ(1S)
本塁打 (神)西勇1号ソロ
    (巨)吉川尚1号2ラン

 

 大瀬良、完投&1HR3打点!(広島1勝 横浜)
広島 5 = 000|020|003
横浜DeNA 1 = 010|000|000
勝利投手 大瀬良(1勝)
敗戦投手 今永(1敗)
本塁打 (広)大瀬良1号2ラン、ピエラ1号ソロ
    (De)ロペス1号ソロ

 

 両軍計35安打の乱打戦(ヤクルト1勝 神宮)
中日 9 = 200|101|300|2
東京ヤクルト 7 = 300|301|000|0
勝利投手 福(1勝)
敗戦投手 今野(1敗)
セーブ  岡田(1S)
本塁打 (中)ビシエド1号2ラン
    (ヤ)山田哲1号2ラン、青木1号2ラン

 

◇パ・リーグ
 先制打はどすこい山川の内野安打(西武1勝 メットライフ)
北海道日本ハム 0 = 000|000|000
埼玉西武 3 = 000|300|00×
勝利投手 ニール(1勝)
敗戦投手 有原(1敗)
セーブ 増田(1S)

 

 初開幕スタメンの栗原、値千金サヨナラ打!(ソフトバンク1勝 ペイペイ)
千葉ロッテ 1 = 000|000|001|0
福岡ソフトバンク 2 = 000|000|010|1x
勝利投手 高橋礼(1勝)
敗戦投手 東條(1敗)

 

 楽天、8回打者12人の猛攻で勝ち越し(楽天1勝 京セラ)
東北楽天 9 = 010|000|080
オリックス 1 = 001|000|000
勝利投手 則本昂(1勝)
敗戦投手 神戸(1敗)