南野、貴重な先制弾で日本を勝利に導く! ~カタールワールドカップアジア最終予選~

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 サッカーカタールワールドカップアジア最終予選の日本代表対サウジアラビア代表の一戦が1日、埼玉スタジアムで行われ、日本が2対0で勝利した。試合は前半32分にMF南野拓実(リバプール)の得点で日本が先制した。後半5分にMF伊東純也(ゲンク)が追加点を奪い逃げ切った。この結果、グループBで2位の日本は勝ち点18とし、首位を走るサウジアラビア(勝ち点19)に対し勝ち点差1に迫った。

 

 伊東、4戦連発弾!(埼玉スタジアム)

日本代表 2-0サウジアラビア

【得点】

[日] 南野拓実(32分)、伊東純也(50分)

 

 サウジアラビアはこの試合に勝利すれば、グループBの2位以上が確定する。しかし、立ち上がりからサウジアラビアはラフプレーに走るなど、サッカーに集中しているとは言い難かった。

 

 23分、日本が相手ゴールに迫った。DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)がセンターサークル付近からペナルティーエリア内にロングボールを送る。エリア内でワンバウンドしたボールにFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)が反応し、相手GKと1対1を迎えるが惜しくも判定はオフサイドとなった。

 

 29分には右サイドから伊東が、30分には左サイドからDF長友佑都(FC東京)がクロスを供給するものの中で待ち構える大迫らとは合わなかった。

 

 なかなかゴールが奪えない。しかし、失点のリスクは減らしたい。最終予選特有の重苦しい雰囲気を日本の10番が一変させた。32分、右サイドバックの酒井宏樹(浦和レッズ)が前線右サイドに走るMF伊東純也(ゲンク)にスルーパス。伊東は快速を飛ばし相手DFを振り切るとゴール前へ折り返す。ペナルティーエリア内で大迫がスルー。相手DF陣を完全に釣ったところで南野が走り込む。10番は右足で切り返しDFをかわすと左足を一閃。シュートは相手GKの左足に当たるもののバウンドしながらゴールラインを割った。喉から手が出るほど欲しかった先制点を日本はものにした。

 

 後半開始早々、日本が追加点を奪う。相手ペナルティーエリア手前左サイドからDF長友佑都(FC東京)がプレスをかけて左足にボールをあてる。これが逆サイドの伊東につながる。伊東は胸でトラップし、右足ボレーを放つ。ライナー性のシュートは左サイドネットに突き刺さった。ここ数試合で不調が囁かれていた長友がアシストという結果を残した。伊東は4戦連発のゴールとなった。

 

 得点後、森保一監督は25分に大迫にかえてFW前田大然(セルティック)を、32分に南野にかえてFW浅野拓磨(ボーフム)をピッチに送る。日本の前線3枚が俊足を売りにするメンバーとなった。

 

 36分には酒井の低いクロスに浅野が走り込むが左足のシュートは惜しくもバーの上。その5分後には伊東の右サイドからの低いクロスに前田がスライディングで飛び込むものの惜しくもGKに阻まれた。

 

 スピードを武器に最後までサウジアラビアを押し込み、チャンスらしいチャンスを作らせずタイムアップの笛が鳴った。

 

 試合後、森保監督はこうこの一戦を振り返った。

「サウジアラビアはサイドに良い選手を配置します。その裏のスペースをついて行こうと話し合い試合に臨んだ。ただ、攻め込まれる時間帯もあったが、攻撃に移る際に選手たちが状況を見て良い判断をしてくれた」

 

 特にこのケースは先制点のかたちとどんぴしゃりだった。スコアラーの伊東も「相手の左サイドバックの裏をついた」と語っていた。分析がはまった結果だった。

 

 この勝利で2位の日本(勝ち点18)は首位のサウジアラビアに勝ち点1差へと迫った。次節は3月24日、3位オーストラリアとアウェイでの“直接対決”となる。

 

(文/大木雄貴)

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