第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われ、32校の1回戦対戦カードが決まった。開幕カードは浦和学院(埼玉)と21世紀枠で選ばれた大分舞鶴(大分)で、決勝は30日を予定している。
クラーク記念国際(北海道)と九州国際大付(福岡)が1日目第3試合に、広陵(広島)と敦賀気比(福井)が2日目第1試合に組まれ、ともに昨秋の地区大会優勝校対決となった。両カードの勝者が2回戦でぶつかる。
2年生ながら高校通算50発の佐々木麟太郎を擁し、昨秋の東北大会を制した花巻東(岩手)は5日目第1試合で市和歌山(和歌山)と激突する。佐々木ら花巻東の強力打線が、相手エース右腕・米田天翼(3年)をどう攻略するかに注目が集まる。
昨秋の明治神宮大会覇者で、今大会優勝候補筆頭の大阪桐蔭は、1回戦大トリとなる6日目第1試合で鳴門(徳島)と対戦。決勝までは休養日を含め、8日間で5試合を戦う過密日程となった。神宮大会でも好投したサウスポー前田悠伍(2年)らの活躍で、4年ぶり4回目の優勝を掴むことはできるか。
選手宣誓は大会1日目に登場する6校による抽選で、倉敷工(岡山)の福島貫太主将に決まった。
<第1日>
浦和学院(埼玉)-大分舞鶴(大分)
和歌山東(和歌山)-倉敷工(岡山)
クラーク記念国際(北海道)-九州国際大付(福岡)
<第2日>
広陵(広島)-敦賀気比(福井)
長崎日大(長崎)-京都国際(京都)
二松学舎大付(東京)-聖光学院(福島)
<第3日>
山梨学院(山梨)-木更津総合(千葉)
日大三島(静岡)-金光大阪(大阪)
高知(高知)-東洋大姫路(兵庫)
<第4日>
国学院久我山(東京)-有田工(佐賀)
星稜(石川)-天理(奈良)
只見(福島)-大垣日大(岐阜)
<第5日>
花巻東(岩手)-市和歌山(和歌山)
大島(鹿児島)-明秀日立(茨城)
丹生(福井)-広島商(広島)
<第6日>
鳴門(徳島)-大阪桐蔭(大阪)
(文/古澤航)