5日、西武の伊東勤監督が辞任を申し入れ、球団側もこれを了承した。
 西武は今シーズン、2年連続最下位の東北楽天にも抜かれてリーグ5位と、26年ぶりにBクラスに転落。新年の仕事始めでのあいさつで太田秀和球団社長(現副社長)が口にした「最低でもAクラス」の期待に応えることができなかった。そのため、成績不振による伊東監督の辞任については、以前からささやかれていた。
 現役時代は捕手として西武の黄金時代を築き上げた伊東監督。04年に監督に就任すると、1年目でいきなり日本一に輝いた。しかし、05、06年はプレーオフに進出するも日本シリーズの出場権を獲得することができずにいた。

 後任には現在2軍監督の渡辺久信の名前が候補として挙がっている。伊東監督と共にチーム作りをしてきた投手コーチの荒木大輔も古巣・東京ヤクルトの監督就任への話が持ち上がっている。それだけに来シーズンは新指揮官・体制の下、チーム一丸となって立て直しを図ることになりそうだ。
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