31日、第95回記念選抜高校野球大会は甲子園で準決勝が行われた。第1試合は山梨学院(山梨)が広陵(広島)を6―1で、第2試合は報徳学園(兵庫)が大阪桐蔭(大阪)を7-5で破り、決勝進出を果たした。決勝は4月1日、12時30分プレイボール。 

 

 3月31日(金)

◇準決勝

 

 9回に7安打の猛攻一挙5点

山梨学院(山梨)

6=010|000|005

1=100|000|000

広陵(広島)

 

 1回裏に1点を先制された山梨学院は、続く2回に2死三塁から6番・進藤天(3年)の犠牲フライで同点に追いつく。3回以降はスコアボードに0が並ぶ中、9回に先頭の2番・星野泰輝(3年)のレフト前ヒットを皮切りに、3者連続タイムリーなどで一気に5得点。投げてはエース右腕・林謙吾(3年)が5試合連続となる先発で9回を投げ切った。広陵は10安打を放ったものの、打線がつながりを欠いた。山梨学院は春夏通じて初、山梨県勢としても初の決勝進出となった。

 

 大阪桐蔭、2回目の大会連覇ならず

大阪桐蔭(大阪)

5=005|000|000

7=002|000|32X

報徳学園(兵庫)

 

 3回表、大阪桐蔭が一挙5点を先制。その裏、報徳学園が2点を返し、7回裏に無死二、三塁から7番・林純司(3年)の二塁打で同点に追いついた。さらに8回裏、4番・石野蓮授(3年)と6番・西村大和(2年)のタイムリーで2点勝ち越し。投げては先発の盛田智矢(3年)が3回途中4失点で降板するも、間木歩と今朝丸裕喜の2年生リレーで試合を締めた。報徳学園の決勝進出は優勝した2002年以来、21年ぶり。